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僕は海軍総司令官  作者: パイン
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戦線の拡大 宣戦布告 

アメリカ ホワイトハウス 大統領執務室


「大統領!大変です!」

真珠湾攻撃から2時間後、ホワイトハウスはパニック状態だった。太平洋艦隊の壊滅やミッドウェー諸島をはじめとする島々の陥落を受け、戦闘を継続するか否か大統領は迷っていた。

「まさかジャップがあそこまでやるとは・・・おい、反撃は可能か?」


「我々は制海権を失っています。これ以上の兵力の投入は避けた方が良いかと」


「わかった。では、今ヨーロッパに出ている全部隊を呼び戻せ。ヨーロッパ戦線に構ってる余裕はない!」




ドイツ ベルリン

ヒトラー率いるドイツ軍は喜びに満ち溢れていた。


「総統閣下!申し上げます!」


「なんだねゲッペルヅ君」


「はっ 今まで我々の妨害をしていたアメリカ軍が撤退を始めました」


「何っそれは本当か!?」


「はい。どうやら盟友大日本帝国がアメリカに大打撃を食らわせたそうです」


「邪魔が無くなった今こそ勝機!イギリスの本土空爆、そしてソ連への攻撃を立案せよ」


日本 東京


「山本長官、アメリカは欧州戦線から戦力を引き抜いて我々に反撃するようです」


何故だ!どうして停戦を申し出ない!これでは戦争が長引いてしまう。短期での戦争終結は我々の最優先問題だったのに。


「わかった。まずは防御を固めてくれ。それから、電探や新型戦闘機の開発も順次進めてくれ。我々の次の目標はハワイだ」


アメリカの工業力は侮れない。すぐに戦力を整えて我々に向かってくるだろう。日本は量より質でアメリカに立ち向かうしかない。あときがかりなのは・・・ナチスドイツ・・・頼むから変な事をするなよ。





2カ月後



ドイツ(ポーランド) ビャウィストク


「今日はナチスドイツの栄光の日だ!我々はソビエト連邦に攻撃を開始する!我々は偉大な人民だ。共産主義者などひねりつぶしてくれる!」


ドイツ、ソビエト連邦へ宣戦布告


「長官、大変です。ドイツがソ連に攻め入り、大規模な戦闘が各地で繰り広げられています!また、これに伴い同盟国である我々にもソ連側から宣戦布告が!敵は満州に侵攻し、現在関東軍が迎撃していますがこのままだと満州が危険です」


ついに想定していた最悪の事態が発生してしまった



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