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僕は海軍総司令官  作者: パイン
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ー太平洋戦争開戦2ー

大艦巨砲主義か航空主兵か割れる海軍。そんな中、天皇陛下じきじきのお言葉があり!?

 「お言葉ですが、もう戦艦の大砲で敵を殲滅する時代は終わったと申し上げて良いかと思います。」

日本の敗因の一つが大艦巨砲主義だったよな。ここで航空主兵に切り替えるのも勝利への一歩だ。

さらに続けて

「真珠湾はかなり強固な要塞となっています。無理やり大和艦隊を突入させたとしても、敵艦隊の撃破の代償に大和が激しく損傷したらどうなりますか?アメリカは大和が不在の間に戦力を整えて反撃してきます。今後の決戦の為にも、大和は温存した方が良いかと。」

 

一通りの意見は言い終えた。後は出方を待つだけだ。

「わかりました。山本さんがそこまで言うなら航空主兵に賭けましょう。」

その将校の言葉で会場がざわついた。

「南雲中将!艦隊決戦こそが帝国海軍の伝統ですぞ!それを真っ向から否定するのは栄えある帝国海軍の将校としていかがなものか。」

「伝統を重んじて、大日本帝国が滅びたらなんとする!」

論争がどんどん加熱していく。

「陛下の御前で大日本帝国が滅びるなど口にするな!」

このまま続けば大艦巨砲主義が勝ってしまうかもしれない。

「私は海軍を航空主兵にします。今建造中の戦艦武蔵と建造予定の信濃を空母化することを宣言いたします。大艦巨砲主義者、そんなに大砲が撃ちたいなら陸軍にでも行ったらどうなんだ!!」

あ、言ってしまった・・・


パチパチパチパチ

え!?

僕が一通り叫んだところで拍手が聞こえた。拍手をしているのは・・・まぎれもない天皇陛下だった。


「朕も作用に思う。アメリカの工業力を甘く見てはいけない。また、帝国の象徴たる大和を傷つけるわけにもいかないだろ。」

航空主兵が勝った瞬間だった。

 言葉を続ける

「陛下のお言葉を賜り光栄でございます。では、各々方よろしいですか?」

各将校が頷く


そして陛下が

「では皆の者、直ちにかかろう。開戦は真珠湾の偵察終了後だ。」




1945年 12月 1日

アメリカとの戦争が決定!!!



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