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〜第1章〜逃亡

 そんな柳生を見つめながらリアースは命令口調で言う。

「これで要は済んだか?

 我らと来い、貴様もなにかの力になる」

リアースは手を正面にかざすと黒い大きな渦を正面に作り出した。

柳生は何も言わずにネーレを抱え黒渦に入ろうとする。

「ちょ、なんなんだよ!

 柳生さんもどうしたんですか!」

焦るネーレに柳生はネーレを抱えたまま優しい笑顔で話す。

「記憶が戻った

 拙者はこのお方の成すことに助太刀したい」

その優しい顔からは悪意など全く伺えず、ネーレは唖然として抵抗をやめた。

 黒渦に入ると真っ暗な空間が広がっており、奥には小さな光があった。

そしてリアースも黒渦に入ろうかとした時、会場に大きな衝撃音が響いた。

何かが空から降ってきたのだ。

「リアースゥ、やってくれたなァ。」

言葉とともに台風のような風が吹き、耳を塞ぎたくなるほどおぞましいその声は三人に向けてのものだった。

 その姿を見た客席にいた鬼やラヘルは血相を変えて逃げ出す。

そこには誰もが恐れる存在……そう閻魔の姿があったのだった。

 リアースは初めて顔色を変え、頬に汗を垂らしてはいたが平然を装って閻魔に返事をした。

「遅かったな、閻魔。」

一言告げるとリアースは柳生に顎で(行け)と命じる。

柳生は動揺したがネーレを抱えたまま光の方へ走った。

何が起きててこの先どうなるのか全く理解できないネーレは柳生に問う。

「柳生さん!あの人大丈夫なんですか!

 本当に俺の兄さんならやばそうなあの状況助けねーと。」

柳生は唇を噛みネーレを無視して抱えたまま走り続けた。

黒渦の入り口からは激しい爆発音が聞こえる。

とんでもない戦闘が行われているのだろう。

どうしても言葉を聞かない柳生の腕を振り払いネーレが入口に戻ろうとした時、入り口からあの声が聞こえてきたのだった……

予約投稿できてませんでしたーorz

今後ともよろしくお願いします。

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