4章
怪しいサークルに入ってる女が話しかけてきた。
これは面白い。
話を聞いてあげれば、案の定、サークル勧誘。
ヤバめの宗教が絡んでるとか言われてる悪名高いこのサークル。
人の欲に漬け込み、金やら貞操やらを信仰の名のもとに奪うらしい。
つまり、これはサークル勧誘に見せかけた悪質な宗教勧誘だ。
目の輝きみたいなのが異様な感じからしてこの女は仕上がってる。
こういう連中はファッションみたいなお遊びで満足しているくせに、やたら他者に干渉したがる。
宗教ごときが俺に近づこうなんていい度胸してる。
まともに話が通じる相手じゃないだろうし、ちょうど目障りなサークルをぶっ潰したいと思っていたところだから、この際、宣戦布告をしてみる。
「宗教なんて趣味の悪いファッションはやめなよ(笑)」
ヤバい、その顔ウケる。
写真撮ろ。
新しいスマホ待ち受けが完成するまでの間、女は唖然としていた。
「今、『絶対許さない』とか思ってるでしょ?
言っとくけど、お前らゴミクズごときに俺を許すとか許さないとかの権利ないから」
女は本性剥き出しの最高に不細工な顔をして去っていった。
さて、女特有のめんどくさいキレ芸を回避したし、今から本格的に潰すとしよう。
存在しないはずの電話番号に電話をかける。
これで終わり。
信者を消す前に君たちの神様を消す。
明日の朝までに一人残らず自殺しているだろう。
君が死んだ後、待ち受け画像をマスコミにプレゼントしよう。