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詩集 触れるよりも確かな夢幻

作者: 想都

 縦書きで読んでください。そういう思いで書きました。

 

 縦書きで出力した際に見やすくなるようにしたため、横書きのままで読むと改行や空白がばらばらになっているかも知れません。ごめんなさい。



 行のはじめが一ます空いていないものは詩の題です。

 それぞれの題に特に意味はありません。雰囲気と直感で付けています。




・おとめごころ

・君と想い出

・奇蹟の記憶

・狂気

・そらをとぶ

・縁

おとめごころ




 あなたがそこにいる


 それだけでいい


 なんていっているけれど


 ほんとうにそうなわけないじゃない



 あなたとはなしていれば


 あなたにさわりたくなる


 あなたにさわれば


 あなたのだいじなものがほしくなる


 だってわたし


 じゅんじょうなおとめではないのよ




 あなたがそこにいれば


 それいじょうがほしくなる


 だってわたし


 じゅんじょうなおとめではないのよ





君と想い出




 遠い空に 君の面影を見つけて

 そっと手を伸ばした



 君と離れてから過ごした 幾許の時間(とき)

 想うだけで涙が滲む 哀しみの時間(とき)


 一人でも大丈夫と

 君を忘れて生きてゆくと

 真実ほんとうを言えなかったわたしを抱きしめた

 君の腕


 涙を湛えた

 わたしの睫をなぞった

 君の指


 最後の最後に触れ合った

 唇



 君との想い出は

 わたしの心の深くに

 飾ってある






奇蹟の記憶





 ふと卒業アルバムを開く

 もう記憶でしかない かつての『思い出』と会うために



 おぼろげな記憶だけを頼りに

 『あのころ』をなぞる



 出会った全員が

 わたしにとっては『過去の人』

 この人たちにも『今』があるとは思えない


 でも

 わたしに『今』があるように

 この人たちにも『今』があり 『これから』がくる



 ともに過ごしたのは 人生のほんの一瞬

 たったそれだけの付き合い

 ともすれば 無かったことにもなりそうな



 それでも出会い 交わり 知り合った


 六十億を越す この人の海で



 それはきっと


 それだけはきっと






 奇蹟







狂気




 気付かなければよかった


 自分が他人ひととずれていること


 気付かなければ幸せなものを



 

 気付かなければよかった


 自分が他人とずれていること


 気付かなければ幸せなものを



 

 気付かなければよかった


 自分が他人とずれていること


 気付かなければ幸せなものを






 気付いてしまった


 気付いてしまった


 気付いてしまった



 普通とは何


 基準とは誰が定めた



 普通とは何


 基準とは誰が定めた



 普通とは何


 基準とは誰が定めた



 気付かなければよかった


 自分が他人とずれていること


 気付かなければ苦しまなかったものを



 

 気付かなければよかった


 自分が他人とずれていること


 気付かなければ苦しまなかったものを



 

 気付かなければよかった


 自分が他人とずれていること


 気付かなければ苦しまなかったものを



 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった

 それでも気付いてしまった






そらをとぶ




 そらをとぼう

 太陽が見守る中で

 風にからだを託して


 きっと

 からだはそらを舞う



 そらをとぼう

 何より高いところを

 風にからだを任せて


 きっと

 からだはそらに届く



 大丈夫

 怖くない


 そらをとぼう

 雲を見下ろすところまで

 風にからだを乗せて


 きっと

 からだはそらを抱く



 大丈夫

 怖くない

 からだはそらに溶けるから









 偶然なんて在りはしない

 すべてが縁で繋がり合っている


 僕と君が出会ったこともそう

 すべては縁の為すところ

 きっとどこかで定められていたはず


 だから別れはいつだって最後じゃなく

 その後に再会が待っているんだ



 偶然なんて在りはしない

 すべてが縁で繋がり合っている


 僕と君が求め合ったこともそう

 すべては縁の為すところ

 きっと何かに定められていたはず


 だから僕達はいつだって独りじゃなく

 どこにいても二人なんだ



 偶然なんて在りはしない

 すべてが縁で繋がり合っている

 みなさま初めまして。想都と申します。


 この作品は『詩集』です。わたしがここ四、五年で書きためた詩に推敲を加え、まとめてみました。もっと、入れたいものもあったのですが、打つのも読むのも疲れてしまうだろうと思い今回は六つです。


 また機会と気力があれば詩集やりたいです。


 ありがとうございました。またいつかお会いできるよう。



                           想都

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