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難聴系男子に恋した私の苦労譚

作者: ひろ
掲載日:2026/08/03

 私が好きな大和先輩は、いわゆる難聴系男子だ。



 「好きです! 大和先輩! 私と付き合ってくださいっ!!」


 「ん? なんか言ったか?」




 ...とてつもない難聴系だ。



--------------------



 「好きです! 大和先輩! 付き合ってくださいっ!!」


 「好きです山形、次の休みに会いましょう...?」


 「言ってないです! なにJRのキャッチコピーみたいなことになってるんですか!!

 好きですっ! 大和先輩っ!!」


 「...スリーベースバント失敗?」


 「バントでスリーベース狙わないで!! 振ってください! フライボール革命っ!!

 好きですっ!!」


 「キルギス?」


 「言ってねぇよ!! いま地理の時間じゃねぇんだよっ!

 すっ!!」


 「す?」


 「きっ!!」


 「き?」


 「でっ!!」


 「で?」


 「すっ!!」


 「す?」


 「そうっ! それっ!!

 繋げてっ! さんハイっ!!」


 「スベスベマンジュウガニ?」


 「文字数からして違げぇだろぉがあぁっ!!!」


 「お〜い大和、放課後マクド寄っていかん?」

 「おう海斗、行く行く。大樹も誘おうぜ。」


 「聴こえてんじゃねぇかクソがぁぁっ!!!」


 「静香、どうした? 言葉遣いが酷いぞ?」


 「お前のせいだぁぁぉぉぁ!!!!!」




おしまい

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