第4話新しい冒険メンバー
俺達は夕日を見終わり夜も遅くなったので宿に向かっている
「昨日ドンベロリンを討伐したのでお金にちょっと余裕ができたので部屋は別で取ってますから安心してください」
「え…?普通冒険って同じ部屋だったりテントだったりしないの?」
「い、いや、テントならそうですけど宿の場合は同じって訳もいかないでしょう?」
「いや…私は別にいいけど…?」
あれ?クリスさんってこんなに羞恥心っていうのを知らない人だったのか…?
「じゃ、じゃあ本当に一緒の部屋として戻しますよ?」
「うん、分かった!」
本当にいいのか?
そして俺は別々の部屋から一緒の部屋に変えた
「いぇ〜い!ベッドふわふわ!」
「ちょっと良い所を取ったので質はいいと思いますよ。まぁ明日は予定はないので道具集めやクエストなどを集めて夕方らへんで出発しましょうか」
「了解です!」
嬉しそうにベッドの上で飛び跳ねているクリスさんの了承を貰う
はぁ…この人は本当に子供だな…
「お風呂先良いですよ。俺はちょっとやることあるので」
「ありがと!先貰いま〜す!」
クリスさんはウキウキになって着替えとタオルを持ってスキップしながらお風呂に向かって行った
「明日どうしようか…まずテント買ってからクエストを確認しに行くか…クリスさんが起きるかどうか怪しいけど…」
俺は明日の予定を立てていたがクリスさんが明日起きれるかの問題を思い出した。まぁおそらく目覚ましとか掛けても無駄のタイプだろう…
「ふっふっふ〜ん!」
シャワーの音と鼻歌がお風呂場から聞こえてくる
もしかしたら万が一もあるかもしれないから一旦出るか…何か買いに行こう
リヴェンはもしかしたら服を着てないクリスと鉢合わせする可能性を考え外に出ることにした
「クリスさんってお菓子とか食べるのかな…まぁいっか何か買って帰ろう」
俺は歩きながらクリスさんに買うお菓子を考えてると…
「ん?あれは…」
俺が歩いてると川の近くであるものが見えた。
「うぅ…ここはどこ…?私はだれ…?」
子供…?いや…魔族か…しかもこの感じ今生まれたばかりか…
この世界ではもちろん。産まれることもあるが、極稀に何もない所に魔力が集まりその魔力が限界値を超えると魔族が生まれることがある。昔は差別があったようだが今となっては魔族も平等となった世界である
「君、大丈夫?」
「え…?お兄さん…誰、?」
「俺はリヴェンっていう名前だ」
見た感じ…ダークエルフか…
「リヴェンお兄さん…?」
「そうだよ。優しいお兄さんだよ。そして君はここで生まれてダークエルフなんだよ」
「ダーク…エルフ…?」
どうやら泣き止んだのか…ダークエルフという単語に対して不思議そうな顔をしてくる
「魔族って分かるかな?君はその一族のダークエルフなんだよ。」
「なるほど…」
ある程度知能はあるのか…そういえば名前なんかないよな?考えてあげるか…
「俺が君の名前決めていいかな?このままじゃ可哀想だからさ」
「え…?うん!付けて付けて!」
少女は元気よく返事をして飛び跳ねている
なんとなくクリスさんに似てる…いや、クリスさんが子供に似すぎてるのか…
「ありがとう。じゃあそうだな…ルナはどうかな?」
「ルナ…ルナ!私ルナ!」
ルナは自分の名前を連呼して天使のような笑顔を見せてくれた
「じゃあルナ。今からお菓子を買って行くところなんだけど、一緒に来る?」
「お菓子…食べ物?行く!」
「よし、じゃあ行こうか」
それから俺達はお菓子や食べ物を買い宿に戻った
「すみません。クリスさんちょっと出掛けてました」
「遅いよ!リヴェン…さん…?」
「お兄さん…誰?この人」
驚いているクリスさんと不思議そうに顔を傾けてるルナ…
なんか面白いな…
「リヴェンさん!どうしたんですか!?その子!まさか…誘拐ですか!?」
「お、落ち着いてください。この子はさっき川辺の所に生まれたので俺が連れて来ました」
「生まれた…?もしかして魔力の集まったら生まれる…あの…?」
「えぇ、珍しいこともあるんですね。つい保護しちゃいました」
「ま、まぁよかった…誘拐じゃなくて。それより可愛いですね!お名前とかは付けたんですか?」
「えぇ先ほどルナと名付けました。」
「私ルナ!お兄さんかっこいい!」
ルナと言うと名前を呼ばれて嬉しかったのかルナは飛び跳ねながら俺のことを褒めてきた
「ルナちゃんか〜可愛い〜おいで〜」
「このお姉さんもかっこいいし可愛い〜」
「かっこいいし可愛い!?何この子可愛すぎる!よ〜しなでなで〜」
なんとも微笑ましい光景だな。まぁよかったルナがクリスさんのこと受け入れてくれて
「明日からルナも冒険に入れて良いですか?このまま放っといても可哀想なので」
「もちろんもちろん!むしろ大歓迎!」
やっぱりルナと同じようにしか見えないな…ま、まぁそれもクリスさんの一つの魅力だろう…
こうして新しくルナが冒険メンバーとして入ってきた




