第3話その夕日は君の方が綺麗だった
俺達は冒険をすることを決め、防具屋に来ていた
「そういえばクリスさんは新聞経由の仕事してましたよね?仕事はどうするんですか?」
「あ〜それなら大丈夫私の仕事はある程度まとめてメールで送ったら良いんだよね。そして冒険するから冒険内容を新聞にしていいですか?って内容を今送って待ってる状態」
冒険の新聞…売れそうな新聞だな、あまり冒険内容の新聞なんか聞かないし
「それは売れそうな新聞ですね。俺もそういうのあったら読んでしまうかもしれません」
「でしょでしょ!私もそう思って今お願いしてるんだ〜!」
「相変わらず元気が良いですね。まぁそんなことより防具どうします?俺はある程度パーティーの頃の防具で良いんですが…クリスさんはそうもいかないでしょう?」
「これ欲しいかも!」
クリスが手に取ったのは防具屋で一番高い剣や盾だった
「すみません。お金が足りません」
「え〜これ欲しいのに…」
「まぁこれで良いんじゃないですかね?」
俺が手に取ったのは初心者専用の女性用の防具
「え〜これダサい…もうちょっとかっこいいのが良いです!」
「これ以上だと多分重すぎて無理だと思いますよ?そこまで筋力ないでしょう?」
「いや!あるよ!私あるもん!」
そう言いクリスは高級の防具を手に取った、だが重すぎて地面に落としてしまった
「ほら言ったでしょ?筋力がないからクリスさんはまだ無理なんですよ」
「む〜分かった…諦めてこれにする」
結局クリスさんは俺が選んだ初心者専用の防具を選び、不服そうな顔をしている
「はい…こちらですねってリヴェン様!?」
店員に防具を出すと、どうやら俺のことを知っている人だったらしくとても驚いている
「あ、はいリヴェンです。会計お願いします」
「は、はい!それと…あの…ご無理ではなかった サイン貰っても良いですか…?」
「えぇ良いですよ」
そう言うと店員が興奮してすばやく会計を終わらしてサインを書いた
「なんか割引きしてくれた」
「流石リヴェンさんですね〜そこそこ有名なんですね」
「ファンクラブが各々のメンバーでできてるって聞いたけど本当なのかもしれませんね。」
そういえばあの時噂では俺のファンクラブの人数が多かったって聞いたな…まぁリーダーの方が普通に考えて多いだろうな
「あ〜確かにバルクスパーティーはファンクラブが唯一冒険パーティーであるって有名だったね〜私の周りはリヴェンさんのファンクラブに入ってた人多かったよ」
「なるほど…まぁ肩書きがバルクスパーティーですからね、ある程度は人気でしょう」
「そうかな〜?ってリヴェンさんこれってどこ向かってるんですか?」
「とりあえず次の街ですよ」
「え〜早い〜」
移動することに嫌悪感を表しているクリス
「大丈夫ですよフライで行くので」
「あっなら楽〜楽しみ!」
フライで飛んで行くと言うと子供のようにはしゃぐクリスそんなクリスさんに俺は呆れてため息が出る
「はぁ…__フライ」
「これやっぱり楽しい!すごいよね!空を飛べるなんて!」
「俺としても最初は本当に嬉しかったんですよね。まさか空を飛べるなんてってクリスさんと一緒の反応でしたよ」
そうしてしばらくフライで飛んで着いた街
「リヴェンさんここはどこですか?」
「ここはバミスルって言う街ですね。今日はここで泊まりましょう。でも、まだ時間はあるので観光でもしましょうかね」
「やった〜!!!」
ん~バミスルは確か夕日が綺麗な所があったよな…
「クリスさん、バミスルには良い場所があるんで良かったら行きましょう。とても夕日が綺麗に見える場所なんですよ」
「そんなところが!?行きましょう!ぜひ行きましょう!」
フライで飛ぶ程の距離ではないな…歩いていくか…っと思ったが
「んっ」
「どうしました?」
クリスさんは俺に対して手を広げてる。まるで運んでと言わんばかりの顔で
「フライで連れて行って」
「いや…ここから歩いて行きましょうよ。」
「やだ!フライ楽しいからフライが良い!」
「貴女は子供ですか…?」
子供より子供のようなクリスさんを見て俺は呆れつつも説得を続ける
「フライも良いですが、頑張って上に上がった時の景色の方が俺的にはもっと綺麗だと思いますよ?」
「い、いやまぁ…言ってることは分かるよ?遠足とかで頑張って移動した後のお弁当は美味しいみたいな感じでしょ?」
「ま、まぁそんな感じですね…」
分かるような分からないような例え方…まぁ意味はほぼ同じだし…
「でも私は移動するの面倒くさくて先に行って皆のこと待ってた側だから!」
「じゃ、じゃあ今回が初めてってことで…」
「まぁリヴェンさんがそこまで言うなら今回が初めての最初から遠足ってことで手を打ちましょう!」
はぁ…ここまで説得に苦労したのは初めてだ…パーティーメンバーでもここまで説得にしんどくはなかった気がする…
「じゃ、じゃあ行きましょうかクリスさん」
「はい!分かりました!」
俺達はようやく歩き始めクリスさんは歩き始めると初めての体験からかすごくはしゃいでいる
「リヴェンさん!私こんなの初めてなんですよ!遠足とかでも私だけ先に面倒くさがって先に移動してたし。今では冒険もできたり本当に楽しいです!」
「それなら良かったです。そういえばクリスさんは両親とかに冒険のこと言わないでよかったんですか?クリスさんの街とはもう20キロは離れましたけど」
「私の両親は事故で亡くなってるんですよね。だから冒険は自由にできるんですよ。」
クリスさんは少し悲しそうな懐かしそうな顔をして語り出す。だけどその言葉からはなんとなく嬉しそうな感情を感じ取れた
「リヴェンさんはあのラーメン屋のおじちゃん見たよね?あの人が私の育ての親なんですよ。両親が亡くなって身寄りも居なかったですからおじちゃんが私のこと引き取ってくれたんですよね。本当に嬉しかったんですよね、店に人も来ないから売り上げなんか全くないのに私のこと育ててくれて…本当に感謝してます。」
なるほど…そんな過去が…
「クリスさんはおじちゃんに連絡したんですか?」
「えぇ。しましたですから月に一回はおじちゃんの元に帰りたいですね。」
「分かりました。月に一回は戻りましょう。俺もあそこのラーメン好きなので、度々恋しくなると思います。」
「ありがとうございます!」
そして、俺達は頂上に着いた。丁度夕日が出ていた
「綺麗…」
「やっぱり何度見ても綺麗ですね。これが冒険の良さですよ、何度行っても同じ感動が見える…本当に良いものです。」
「本当にすごいね!私こんなに綺麗な物初めて見たよ!」
やっぱり冒険は良いものだな…パーティーの皆はただ金稼ぎや自分の実力を確認する為に冒険して魔物を倒すぐらいだったからな…
「そういえばさっきは私も話しましたけど…リヴェンさんは両親は?」
「俺の両親は…もう何年会ってないんでしょうね…だけど、良い両親ですよ。俺が何しても褒めてくれた両親ですね、多分今は二人で幸せに暮らしてるんだと思いますよ。」
「なるほど〜本当に幸せそうな良い両親でしたんですね!」
「えぇ、それからパーティーの奴らと会って冒険してクビにされて今はクリスさんと冒険…本当になんでクビにされたんでしょうね?」
「他のパーティーの人達が馬鹿だったんじゃないですか?」
「そうかもですね。まぁ良いですよは今は楽しく冒険できて、こうやってクリスさんと夕日を見れてこんな一日がこの先続けば俺は幸せですね。」
「ふふふ…リヴェンさんも嬉しいこと言ってくれるんですね」
クリスさんがこちらを振り向きこちらに微笑みを見せてくれた。その笑顔は夕日より美しく見えたのは俺だけだろうか?
水曜日とか日曜日はできるだけこっちの方を投稿していきたいな〜って思っています!そう考えるとほぼ毎日投稿か…まぁできるだけ頑張ります!




