↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アキハバラの片隅 懐古趣味者のオモイ  作者: 有馬佐々
――ニ――
9/45

9

 明け方まで店内は騒がしいままであったが、午前四時になってようやく店は閉店した。

 みかこがふああ~、と大きな欠伸をする。

「こんなに気合を入れたのは久しぶりにゃあ……、今日は疲れたからぐっすりにゃあ~」

「うんうん、疲れたねー。でも皆よく頑張ったよ」

 後片付けを終えたあおいが、みかこの頭をよしよしと撫でながら言った。

「いやはや、やっぱりあおいもおんぷもプロ意識が凄いね。開店から一度も休憩とってなかったよね?ずっと歌ったり踊ったりしてさ、よくあんなに体力持つなぁって思ったよ」

 リリアが感心しながらあおいとおんぷを称賛する。

 リリアが頑張っていなかったというわけではないが、確かにリリアはあおいとおんぷに比べたら、気を抜いていたかもしれない。そもそも、元々リリアはそんなに積極的なタイプではなく、どちらかというと冷静沈着な大人というタイプなのだ。普通にしていれば最年長のお姉さんと間違われてもおかしくないが、良い感じのツンデレ具合が幼く見えてしまうのだろう。なので、リリアのファンはツンデレのツンのリリアに罵られたいマゾか、デレの恥ずかしがっている姿を鑑賞したいというサドで極端に分かれるのだ。

「でも私も疲れたには疲れたんだけどねー。じゃ、先に着替え失礼するねー」

リリアは更衣室の中へ入っていった。

 メイド達は全員眠そうで、営業中の笑顔はどこへ行ったのやら、皆、疲労しきっていた。

 気を張っていたのは萌香だけでなく他のメイド達も一緒だったようで、今日の営業はろりぃたいむの中でも異例の接客だった。

 リリアの次にみかこ、おんぷ、あおいと順に更衣室で着替えを済ませて、午前四時三十分には、皆、外へ出ていて、日の出とともにメイド達は解散をした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。