金=家族
「お前さんなら、、
"なに"
で。
"いくら"
で。
買ってくれるかい??
この
"クスリ"
を、、」
おっさんA「知ってるか?
『DrugRicky』
ってのを。」
おっさんB「なんだそれ、、」
おっさんA「なんでも、夜中に十字路を、
四角く反時計回りに一周すると、
その真ん中に、クスリ売りが現れるらしくて。
そいつが"DrugRicky"
って呼ばれてるらしい。」
おっさんB「何のクスリなんだ?」
おっさんA「それが、、分からねんだよ。
ただ。方法は聞いたんだが、、」
おっさんB「ヤバいヤツかね?」
おっさんC「それが。そこら辺じゃ、
手に入らねえらしくて。
ジャンキー達の中じゃ、
超。有名みたいだぜ。」
おっさんA「何だ。お前も知ってたのか。」
おっさんC「有名だからな。」
おっさんB「何だろうな。気になるな。」
おっさんC「やめとけ。やめとけ。
クスリなんてロクなモンじゃねえ。」
『ドラッグ』
それは、善くも悪くもある。
身体に良いモノでもあり、
身体に悪いモノでもある。
ドラッグで助かる者も居れば、
ドラッグで死ぬ者も居る。
現代社会でにおいて、ドラッグとは、
"神"と等しいモノなのかも知れない。
「お恵みを、、
恵みを、、」
若い男性D「きたねえ、、」
若い男性E「くせ、、」
中年の女性F「きもい、、」
若い女性「おじいさん。
これで。何か、食べてね、、」
「ありがとう、、」
いつからか、、。
私は上手く生きれなくなってしまった。
身体を壊して、自分で稼げなくなり、
人様に、頼む以外。方法は無かった。
「お恵みを、、」
若い男性G「うっせえ!!
てめえで働け!!」
暴力を振るわれ、
罵声を浴びせられる事もあった。
そんな事は日常茶飯事だった。
どうしようもない、、
彼等は正しい。
だが、私には、、どうしようも、、
おっさんH「なあ?
DrugRickyって知ってるか?」
おっさんI「なんだそれ、、」
おっさんJ「やばそうだな、、」
おっさんH「夜中の十字路で。反時計回りに、
四角く回ると、ドラッグ売りが出るってのよ。」
おっさんI「ドラッグって、一体何売ってんだ?
ヤバいクスリじゃねえだろうな。」
おっさんH「それが、何処にも無いヤツで。
高く売れるみたいでよ、、」
「金、、、。
俺は
『金』
に。
"人生を狂わされた"
金さえ、あれば、、、
最悪。
やっちまえばいい。
俺には、、きっと。
『金がいるんだ』
」
夜中に町外れの十字路へと向かう。
「誰も、居ねえ、な、、」
皆が寝静まり、灯りのひとつすらない。
こう?か、、。
歩道を反時計回りに回る。
すると。
いつの間にか中心に男が居た。
暗かったが、背格好的に男だと思った。
目が慣れた薄暗い十字路の中心で
長いコートを着て、帽子を被っている。
「いらっしゃい。
何かお探しで?」
その何とも言えない声は、
夜。独特の風を感じさせ、
鳥肌を立たせた。
「くっ、、クスリが欲しい、、」
売人「どんなんだい?」
「た、高く、売れて、。
金に。困らないヤツ、、。」
売人「んん、、~。」
しばらく考える様な素振りを見せると、
そいつはゆっくりと話し出した。
売人「お前さん。
お金はあるのかい?」
奪うつもりで来たので、
金等ある訳も無かった。
売人「困ったねえ、、
あっ。
じゃあさあ?
お前さんの身体をおくれよ?
」
「かっ、身体、、?」
ポケットのナイフを握り締めて、
タイミングを見計らう。
売人「そうだよ。
別に今直ぐじゃないんだよ。
死んだらで良いからさ。
ん~。今日はまず。
目だね、、。」
「目か、、?」
売人「片方あるんだから。
1個無くったって大丈夫だろう?」
「そ、、そりゃ、、」
売人「じゃあ。成立って事で。」
その瞬間。激痛が走った。
「うっ、、うわぁあああ!!!」
売人「もー、、。うるさいねえ、、」
「めがあぁああああ。」
売人「目が。どうしたんだい?」
「何を、した、、」
混乱とパニックで、視界は歪んだ。
売人「何って、、"印"を付けただけさね。」
「印、、?」
売人「細かい事は良いのさね。
はいっ。どうぞ?」
そう、渡されたのは、
ケースに入ったクスリだった。
売人「まあ、新規さんだから、
少しまけといたよ。
またのご利用を。。」
そう言うと、闇に溶ける様に消えて行った。
我に返り、急いで鏡のある場所まで急ぐ。
「はっはっは、、。
目は、、。」
きちんと目はついていた。
「何だったんだ、、、
これ、、本当に効くのか、?」
試しに一粒呑んでみた。
すると、視界は空を見る。
「、、、、。」
「お父さん。遊ぼう?」
「ん、、?」
「あなた、、。」
「あぁ。ごめんごめん。」
「女房と、子供だ。
幸せな時間、、。」
子供「お父さん、、、、。」
女房「あなた、、、、。」
「はっ、はっ、はっ、はっはっ、、」
売人「あらら。
毎度御贔屓に。
少しペースが早いみたいだけど、、
」
「クスリをくれ!!!
クスリ、クスリ、、クスリ!!!」
売人「あんた、もう。印だらけじゃないのさ。
クスリでお金稼いだんじゃないの?」
「クスリ!!!
クスリ!!」
売人「あらあらららら、、。
全部自分で使っちゃったのね。
駄目駄目。
クスリは用法・用量を守って
正しく使わないとね、」
「クスリ!!!!」
「あの人。ずっとあそこで回ってるよ?」
「見ちゃ駄目。」
「ク、、クス、、、、リ、、、」




