登場人物・勢力・設定
※登場人物・設定(話が進むと更新されます。)
◎オストベルゲン伯爵並領(初・プロローグ)
エウロペ帝国の東端に位置する貴族領土。『東の要』と 言われ、東の帝国からの侵攻や小競り合い、略奪に尽く勝利し、魔獣等を撃退する武門の家。……と、書けばカッコイイがその実、『戦以外は駄目な家。』であり、何かと勢いと力技で対応する方向性と当主すら戦死する苛烈さにより中央に近づくほど悪評が広まり、『東の蛮族』の方が通りが良い。大伯爵級の領土はあるが、色々な理由により正式な爵位は『男爵』。戦って勝利する間は『伯爵並』の権限が与えられるので『伯爵並』と呼ばれる。
◎伯爵並領主要人物(伯爵並家)
・アドルフ・オストベルゲン(初・プロローグ)
今作の最主要人物。ボーナス支給の前日に何らかの理由で『アドルフ』となってしまった元・日本の公僕中年。死んで転生したのか。転移したのかはわからないが、仕方ない。と割り切って次の人生を生きることにした。
・カール・ツー・オストベルゲン(初・プロローグ)
現・伯爵並家の当主。通称・『東の壁』 豪快かつ善良な人間性を持ち、腕っぷしと戦場の勘だけで領土を守っている武勇の名将。……ではあるが、内政や外交は部下に任せており、政治的な才能は三下並。兄弟すべてを戦場で亡くし、先代伯爵並の父親も戦死している。戦場に慣れされるために乳飲み子の息子を連れ出す奇行を行った。
・アデーレ・オストベルゲン(初・父、考える。)
現・伯爵並夫人。元・狂戦士。女性ながらに洗浄で暴れまくりオストベルゲン家に流れ着いた。夫とは一目惚れと殴り合いによって結ばれた。現在は現役を退き、家庭の事を勉強中。夫が幼い息子たちを戦場に連れ出すことを褒めるあたり似た者同士。
・アドニス・オストベルゲン(初・兄になりました。)
2つ下の弟。まだ赤ん坊。
・アルベロ・オストベルゲン(初・兄になりました。)
3つ下の弟。まだまだ赤ん坊。
◎オストベルゲン家臣団
・ジェームズ・オトワット(初・御側役紹介)
現・内務と外務の総取締役。当代・カールの教育係でもある。カールにはきっちりとした教育をしていたが性質と性格によって、できるのにやらない。脳筋になってしまったことを後悔しつつ、引き立ててくれた先代・カールの父への恩義に報いる忠臣かつ善人。帝都や貴族の情報通には『オストベルゲン家はオトワットが支えている。』と言われるほどの仕事量をこなしていたが、現在は体力低下と数名の息子が独立したので仕事を分別している。
・バルド、ベルン、バルド
10代半ばで鋼の肉体と戦歴を誇る戦士。当主・カールが認めるだけの事はある戦闘力を誇り、若さもあって成長も続き、多少の稀術を使うこともできる。が、武力に振り切っており、感覚的なため教育者としては間違いなく不適格。
バルドとバルドの違いは綴りが『R』か『L』。
・イゾ村のデリク
オストベルゲン直轄地イゾ村の長兼自警団長。良くも悪くも素朴な男性。
◎エウロペ帝国
西エウロペを本土とする大国かつエウロペ最大の帝国。現在の皇帝は13代皇帝・アンドリュー。侵攻と征服。鎮撫と安定を繰り返すことによって勢力を拡大していた帝国であり、現在の国是・目標もエウロペ統一。現代世界に当てはめると、本土はフランス。そこを中心としてスペイン、ドイツ、ポーランド、スイス、イタリア、オーストラリアに勢力と領地を持つ。
△貴族の格として姓と名の間に称号名を入れる。
・本土出身の大貴族・帝室は英語で月の呼称
・本土の貴族は『ド』
・本土以外の東は『フォン』西の出身は『デル』南は『ディ』。それ以外の2級格貴族が『ツー』3級が『スリー』
・アンドリュー・アーノルド・オーガスト・エウロペ
(初・教育開始(後))
現在のエウロペ帝国の皇帝。年齢は50歳半ば。若い頃はあらゆる事に精力的に活動し、国力と威信を高めた。だが、10年ほど前に唯一の王子をなくし、気が抜けたようになった。現在は娘の子を養子として皇太孫としている。