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さすらいの獣  作者: Tt
1/3

獣の目覚め

新連載1発目です

久しぶりに書いたのであまり自信がありませんが良ければ一読お願いします。

「星の獣」

獣たちはその昔、宇宙を喰い、獣同士で喰らい合い、時代を全てを消失させたという。そんな中、生き延びた者たちは神に祈った。

「獣を滅ぼし安寧を。」と。

その願いが通じたのか、その世界ではなく別の宇宙から来た神が舞い降り、獣たちと戦った。しかし神の力を持ってしても獣を完全に消滅させることはできず、獣たちを星々の核に封印した。そして生命の無くなりかけていたその宇宙に別の宇宙中から生命を移した。こうしてその宇宙は再興し繁栄を遂げた。

これがこの宇宙に伝わる神話である。

そしてこの時舞い降りた神の名前をとり、

「テレーゼ」

とこの宇宙は呼ばれている。


そんなテレーゼで一番大きな惑星「グリーゼ」がある日突如として爆発した。

その衝撃はテレーゼを揺らし、ある獣が封印を破った。その獣の名を、「始まりの獣」。獣の原始におけるそれが目を覚ましたと同時にそれに呼応するかのように、宇宙全体でおかしな出来事が起こり始めた。ある星系では季節が変わり、ある惑星では夜のみの世界となり、いくつもの恒星が消えた。

そしてその衝撃は外縁部に位置するUR星系OU惑星にも届いたのだった。


ドンッ、強い衝撃が全身を駆け巡る。「起きろ」さもそう言われているような錯覚が無意識の中に広がる。少しこじ開けられた無意識の世界で獣たちの声と生命の悲鳴が聞こえる。私以外、起きてしまったようだ。私以外、喰らっているようだ。

ゆさゆさと体を揺らされる。「起きろ」明確な声が私の耳に届いた。起きなくててはいけない。そんな気がして目を開け、起き上がる。

数時間、数日、数年、数十年、いや数千、数万数億年ぶりのかもしれない世界は空が淀み、何もかもが狂っているようだった。私は私を起こした人を探した。しかし私の周りには永遠とも思える枯れた草原と鈍色の空だけが広がり、紫の太陽が妖しく光っていた。

「誰が私を.........」

一人呟き、私は立ち上がる。そして星を見るため飛翔した。

飛翔し大気圏を抜け自分のいた惑星を見ると、全ての生命が枯れていた。そして妖しく光る太陽はニヤリと笑ったような気がした。


to be continued




〜解説〜


テレーゼ・・・宇宙全体の名前であり総称。古の時代、この宇宙を救った神の名前から来ている。


グリーゼ・・・テレーゼ一の大きさを誇る惑星。しかし爆発し、そこから始まりの獣が目を覚ました。


始まりの獣・・・獣たちの始まりであり別名を原子の獣とも言う。体長、体重共に不明。


UR星系・・・テレーゼの外縁部に位置する星系。ド田舎であるが自然豊かで気候などが安定した星系。


OU惑星・・・テレーゼの田舎星系にある小さな星。無人に星だが、何も無い為、誰も近寄らない。


???・・・グリーゼの爆発の衝撃波によって覚醒。全てにおいて不明。この物語の主人公。

読んでくださりありがとうございました

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