7-11 モンスターの大襲撃 ヘングレの覚醒
ありのまま起こったことを話すぜ!
この回でいい感じにしようと思ったら結局どうにも出来なかった。
何を言いたいか分からないと思うが次週までお楽しみください
どうも、ヘンゼルです。現在主が倒されました。
アジ・ダカーハの生み出した二頭龍に集中しながらも主とアジ・ダカーハの対決を見ています。
主様なら負けることは、無いと思いながらも心の奥で何かモヤモヤするものがありとても気になっています。
「くるよ兄さま」
「っわかってるよ。姉さま」
主たちに気を向けると二頭龍がチャンスとばかりに襲い掛かってくる。
この龍は、アジ・ダカーハの分身だけど知能は、無いけど戦闘に関しては、引けを取ってない。
「鬱陶しいですね兄さま」
「そうだね姉さま」
二頭龍の攻撃に合わせて兄さまが変化した鎌を振り回し攻撃する。
痛覚がないのか攻撃を食らってももろともせず追撃をしてくる。
厄介なことに二頭龍にもアジ・ダカーハの能力である傷口から生物を生み出す力があり、攻撃をするごとに僕たちの周りに敵が増えていく。
「一掃しましょう兄さま」
「なら交代するね姉さま」
姉さまが憑依を解除し僕が逆に姉さまに憑依する。
殲滅を目的とした広範囲爆撃型アーマー+ロングバレルアンチマテリアルライフルになる。
昔、主がガン〇ムSEEDでミーティア?っていう装備が好きだって言ってたからいつか主に憑依するときに使おうと思ってたけど出し惜しみ出来る敵じゃないし初めから切り札を使う。
「行きますよ兄さま」
「制御は任せて姉さま」
姉さまがロングバレルアンチマテリアルライフルのトリガーを引き僕が弾を制御しトリガーが押される毎にアーマーについてるロケット砲やフレア砲が打ち出される。
弾が着弾し爆発を起こしそれが次の弾へと連鎖し巨大な華のようになる。
「少し疲れたよ姉さま」
「男の子ならもう少し頑張りなさい兄さま」
憑依を解除し地面にすわる。
そうすると姉さまが困ったように笑いながら手を出してくれたから立ち上がる。
「主様は?」
主様とアジ・ダカーハの方を見るとアジ・ダカーハの周囲に七つの魔法陣が浮かび上がっていた。
「姉さま助けに行こう」
「兄さま、私もそれには賛成したいのですが…まずは、こちらを倒しましょう」
姉さまの視線の先を見ると所々火傷や欠損しているが未だ敵意の衰えていない二頭龍がいた。
「兄さま、早めに倒さないと主様が危ない気がします」
「姉さま、僕もそんな気がするよ」
再度姉さまに憑依する。
今度は、速攻で倒すことを考え、ナイフと隠密などで使われる軽装に変化する。
「速攻で終わらせるよ姉さま」
「…そういう事ね分かったわ兄さま」
僕が変化したナイフには有名なギミックを施した。
「それじゃあ、早めに倒しましょう兄さま」
「そうだね姉さま」
ナイフを構えると襲い掛かってきた二頭龍の首にナイフを添える。
ぎゅいぃっぃぃいいいぃん
高速で何にかが擦れる音とともに二頭龍の首が切れる。
「まだ終わらないですよ」
そのまま姉さまは、もう一つの首と二頭龍の体を輪切りにしていく。
二頭龍が死んだためか傷口から生物が生まれることは無く血の池を形成していく。
「お疲れ様姉さま」
憑依を解き姉さまに話しかける。
「お疲れ様兄さま。それにしてもやっぱり兄さまのナイフは、切れ味が良いね」
僕が変化したナイフは、刃の部分が高速で移動し、削りきる構造になっていて、チェーンソーを思い浮かべてくれると分かりやすいと思うよ。
後は、刃の長さを自由に変えたり、刃の形を変えることも出来る。
「そういえば主様は?」
主様とアジ・ダカーハの方へ視線を移すと主様が複数の魔法を食らいながら超重力に潰されるところだった。
「ねぇ姉さま。これは、夢だよね?」
「そうよ、主様が負けるはずなんて…」
「残念だが現実だ。焔は我が殺した。」
僕たちの問いに後ろから声が聞こえる。
「「ひっ」」
振り向くとそこには、主様を殺したアジ・ダカーハが居た。
その体には、殆ど傷はなかった。
「我と戦う気が無いなら失せよ。弱者には興味無いわ」
アジ・ダカーハは言いたいことだけ言い背を向ける。
正直怖い。主様がほぼ手も足も出ず殺された敵に僕たちが敵うとは思わない…だけど。
「姉さま…」
「兄さま分かってます。」
姉さまの方を見ると微笑みながらも決意を決めた目をしていた。
「主が命を落としてでも守ろうとしたモノを」
「怖いからと背を向けて逃げるなんて」
「「死んでも嫌だ。」」
二頭龍に使ったナイフに変化しアジ・ダカーハに白兵し切りかかる。
アジ・ダカーハの体に傷を付けれたが浅い。
「その意志は、良し…だが実力や力が伴わなければ意味がない」
「がひゅっ」
アジ・ダカーハが振り向くと同時に繰り出された拳が姉さまの腹を貫く。
貫いたアジ・ダカーハの拳は、血で紅く染まっており、姉さまの口からは大量な血が吹き出す。
「姉さま」
憑依が解け、アジ・ダカーハの腕と言う支えの消えた姉さまの体が落ちるのを受け止める。
姉さまを支えた手から血の生暖かさを感じさせ、生臭い鉄の香りが鼻にこびり付く。
「お主の姉は、死ぬ。さぁどうする。」
アジ・ダカーハの言葉が脳で繰り返される。
僕たちを許してくれた主様、生まれてから離れることなくずーっと苦難を乗り越えてきた姉さま、両方を一瞬にして失い生きる意味を忘れ、このまま殺された方が良いのかも…
「兄さま、あの力を使って」
「でも‥」
「大丈夫、きっと活路は、あるから」
それだけ言うと姉さまから力が抜ける。
一瞬死んだのかと思ったが虫の息だけど呼吸はしている。
「それで、決まったのか」
しゃがんでいる僕を見下すように問うアジ・ダカーハ。
決まったかなんて元からここで死ぬ気で居るんだ、一矢報いず死ぬなんてつまらない。
「はぁ~この力は、使いたくないんだけどな」
隠してた力は、使い終わった後の反動が強く、また性格なども変わるから嫌いだけど、姉さまの願いだし本気出しますか。
「崩血決壊」
手に付いた姉さまの血を舐めるついでに自分の手を喰らう。
口の中に血の味が広がると同時に俺の体が変化を起こす。
自壊と再生を繰り返しながら身長が伸び、今まで抑えていたモノ全てが解放される。
「あ~だる。姉さんの手当てとかあるからとりあえず死ねや」
アジ・ダカーハの方を向くと同時にナイフを振るう。
さっき姉さまが攻撃した時よりも深く抉る。
「ほう、それが答えか面白い」
数歩下がり獰猛に笑っている。
それは、新しい強敵が生まれたことに対する歓喜のようだった。
「はぁ~姉さんが死んだ世界なんて壊れてもいいか。」
武器を鎌に変え再度白兵する。
避ける気の無いアジ・ダカーハを躊躇なく横薙ぎに切りかかる。
鎌は、バターを切るようにアジ・ダカーハの体を切り裂く。
「甘い」
体を切られながらも俺の肩に咬みついてくる。
咬まれたところから俺の体に悪意が流れてくる。
「鬱陶しい・めんどくさい・死ね」
咬み付いているアジ・ダカーハの頭を喰いちぎり咀嚼する。
「味は、不味いが力は、旨味だな」
「ほう、ただの人間のチャイルドチルドレンだと思っていたがまさか吸血種だったとわな」
三つ首の一つがぐったりとし血を流し続けているが痛みを感じている様子は、無く楽しそうに笑っている。
「そうだよ、忌子であり、人間の闇で生きてた世界のゴミだよ。」
喰らったことで得た力を使い新しい力を得る。
「行くぞ、虚無剣」
咬み付いている頭を切り落とし、ついでに腕を切り距離を開ける。
虚無剣は、刃に虚無を付与し、切り口を虚無へ変化することですべてを切る剣だ。
切り落としても離れない頭を自分の肩ごと引きはがし食す。
「こんな弱者に主が負けるとは、思わんだけどな」
「なら少しは、本気を出してやるか。聖典アヴェスター 我が神格を覚醒させよ」
アジ・ダカーハが片腕を前に出すと無から古びた本が生まれ一瞬にして燃え上がる。
本が燃え尽きるとアジ・ダカーハの神格が拡大し、今までの傷が一瞬にして消える。
「第二ラウンドと行こうか」
「ならそれは、俺が請け負おうか」
もう聞けないと思った声を聴き振り向く。
そこには、傷一つない最愛の主焔と傷を治され抱かれている姉さんだった。
「主やっぱり生きてたんだ。」
「もちろん、こんなので死んだら日影に殺されるからな。とりあえずヘンゼル、それ解除しろ。」
主が来たならいいか。
俺は、崩血決壊を解除する。
一瞬にしてまた幼き姿に戻る。
代償が一気に襲い掛かる。
「がはっ」
口や体全身から大量の血が出てくる。
代償で内臓と骨や筋肉がボロボロになっており、無残な姿になる。
「うっわエグッ今治すからグレーテルの横で休んでろ」
主に回復魔法をかけてもらいグレーテルを抱いて被害の受けない遠くへひなんする。
「んじゃ、アジちゃん第二戦と行こうか」
誤字脱字等ありましたら教えていただけると幸いです。
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次回の投稿は3/8(金)を予定しております。




