4-7-3 メリソスダンジョン③(身内トーナメント①)
一日で、次話を書いているけど書ける時間が一日しかないのが辛い…
最近一日のPVがよく100を超え驚いてます。
身内トーナメント開催(参加者4人)。
どうも、焔です。扉に入ったら日影とアスが居ました。
「…なんで日影とアスが居るんだ?」
俺の疑問に日影は少し悩んだような仕草をする。
「ん、焔が香蓮を引きずりながら扉に入った後、私たちも暇だから、別々の扉に入ったんだよ。そうしたら、私はアス、アスの方は私の偽物が出てきて、両方倒したらここに来たの」
日影の話を聞く限り、俺たちの方と同じようだった。
「ということは、ここがゴールでいいのかな?」
俺の発言に否を唱えるかの如く空から全員の元へ紙が落ちてくる。
タイトル:15:宮の双児宮の化身 ジェミニの試練
挑戦者:日影 焔 香蓮 アステリオス
勝利条件1:双子を楽しませる
勝利条件2:二人の真名を当てろ。
敗北条件:挑戦者の死亡
紙にはそう書かれていた。
「とりあえず勝利条件の2は自己紹介されたしクリア済みだと思うし。問題は1だな」
俺の発言に頷く各員。
「そうだな、何を好むかも、今の現状を見てるかも変わらんしなとりあえず今は手詰まりかな?」
俺の発言に全員が頷いた。
俺は特に理由は無いが、地面に座る。
「とりま果報は寝て待てということで、寝ますかな。」
胡坐をかき寝る姿勢に入る
「焔、ちょっといい?」
目を閉じかけた俺に日影が声を掛けてくる。
「なんだ?」
俺は片目だけ日影の方へ向ける。
「偽アスと戦った時に思ったんだけどここ亜空間固定による、別次元世界構成による場所で壊れることがない世界なんだよ。」
日影の口から紡がれる言葉から何を言いたいかわかってきた。
後、亜空間固定による、別次元世界構成による場所とは、一般世界の物理法則が通用しない現実とは別の世界構成された場所ということだ。難しいことがわかんない人に言うなら絶対に壊れない世界。
「だから、俺と戦いたいと?」
日影の言いたい言葉を先読みし言う。
「よく分かったね。」
日影は楽しそうにニコニコしている。
「めんどくさいが、俺らの殺し合いを楽しむかもしれんしいいぞ。」
俺の発言にガッツポーズをし飛び跳ねる日影。
「但し、単純な戦いもつまらないし、トーナメント制にしますか。」
俺はクリエイトで王様ゲームなどで使う棒先に数字がついた棒を作り皆に引かせる。
数字は俺が1、アスが2、日影が3、香蓮が4だった。
「ということで、俺VSアス・日影VS香蓮で各戦の勝者同士で決勝戦な」
なんか想像した通りの結果になった。
「んじゃ早速、アス遊ぼうぜ」
俺の言葉に怯えるアス。そんなに怯えるもんじゃないのにニヤニヤ
「不戦敗でいいので負けを宣言します。」
アスは俺の笑顔を見て即座に不戦敗を宣言する。
「不戦敗してもいいが、ふざけた負けたかしたやつはお仕置きな」
俺の後ろに蠢くナニカが現れる。
「戦います。戦わせていただきます。」
背筋を伸ばし手に両刃斧を持って宣言するアス。
「んじゃ、審判は私がするね。」
日影がニコニコしながら俺らの間に立つ。
「勝敗は、死亡・戦闘不可・降参とする。でははじめ!!」
日影の合図と共にアスが突進してくる。
「アスはどこまで成長したかな。」
今回は避けをメインにアスの成長を少し見ることにした。
「僕、そんなに成長してないよッ」
アスはそう言いながらも躊躇なく両刃斧を振り下ろす。
「その割には、殺気が昔より数倍上がってんじゃねーかよ」
降り下ろされる斧を避けながらアスに話しかける。
「そりゃ~これぐらいしないと主に攻撃を当てるなんて出来っこないもん」
傍から聞いたら可愛いかもしれない発言だが当事者となると冷や汗もんだな。
アス本人は成長してないと言ったが、ティーシでシヴァと対抗した経験や日々の鍛錬のお陰か最初に対峙した時より格段に強くなっている。
「んじゃ、戦闘ついでに訓練しようか」
急に体が重くなる。
正確には重力を10倍増しにする。
「最近、香蓮のバロール喰らってるからそこまでだが、急に喰らうと厳しいか?」
地に伏しているアスを見下ろす。
外野の日影や香蓮も急な重力に膝をついたが直ぐに姿勢を直す。
多分、日影は自力で、香蓮はバロールでも使ったのだろう。
「舐めるな!」
アスは伏した状態で腕立て伏せをするように手を使い体を起こす。
横に落ちている両刃斧を両手で持ち上げる。
「おぉぉすっげー金牛とは言え自分の十倍の重さに耐えるとはスゲーな。」
俺は重力操作を止めアスを称える。
「アス、褒美にお前の一撃を避けずに一発だけ受け止めてやるよ。」
俺はクリエイトで手錠を創り、分身を使って背中の方で手錠をはめ反射的に手を出さないようにする。
「まぁ一発と言ったが昔の乱打とかは、全部含めて一発だから安心しろ」
俺の発言に何故かジト目になるアス。
「主ってマゾなの?」
「なぜそうなる‼」
「だって自分で両手を縛って殴ってくれって…もう末期でしょ」
アスの失敬な発言に少し苛立ちを覚える。
「そうかそうかアスは、チャンスを無駄にするフレンズなんだね」
どこかのネコ科の動物のような発言にビクつく
「よかろう、ならそんなマゾヒストに躾けられるお前は何者かな。」
自分の発言が地雷だったことを察し、今後何をされるかを怯えるアス。
「チキチキ、アス君どこまで耐えられるか大会 わーぱちぱち(棒)」
「わー楽しそうに言ってるのに目が笑ってないな~」
外野の香蓮が死んだ魚の目で呟く
「今のうちにアスの負けでも宣言して助けた方がいいのかな(ニヤニヤ)」
助ける気無いじゃないですか~。
心の中を読んだのかニヤつきながらグッジョブしてくる日影。
俺もいい笑顔でグッジョブし返す。
「では、アス君楽しんで、耐えてね♡」
言い終わるかぐらいにアスの足元から鎖が現れアスを束縛する。
「では、さっきと同じ10倍から」
ア~スはどっこまでたえれるかっな~
期待、50倍は耐えて欲しいな。
と言っても50にもなると、アスの体重は56㎏だったはずだから簡単な計算でも50倍で2800㎏もの重さが体に襲い掛かる。
「このぐらいは余裕だよね…そい」
アスが耐えていたから20倍にする。
汗が大量に出ているが膝を折らずにしっかりと耐えていた。
「まだまだ行くよ」
傍から見ると背中で両手を手錠で縛られた男と全身を鎖で縛られ、汗を掻いている男という何とも言えない状態だ。
「次は~40倍~40倍~」
電車のアナウンスの真似をしながら躊躇いもなく40倍の重力にする。
この時点で、アスの体には2240㎏もの重力が掛かっている。
例えるならキャンピングカーのナッツRV ラディッシュと同じ重さだ。(逆にわかりづらそうだ。)
「50倍」
50倍の重力に耐えていたアスも片膝をつく。
「50に辛うじて耐えてる感じか、ここからは気力だな」
アスは歯を食いしばり汗を噴き出しながら片膝の体勢から立ち上がる。
「おぉぉここで終わってもいいが何かありそうだし継続しますか。」
俺は60倍に重力を設定し、その他の奴にバレない様にゆっくりと重力を上げる設定をする。
最初の60倍に少し食いしばっていたがその後は重力が増えているのが分からないのか普通に耐えている。
「さぁアス君問題だ。現在、君の体に掛かっている重力は何倍でしょうか?」
アスの、頭に大量の?が浮かび上がる。
それはそうだろう途中まではカウントされており、カウントが無くなってからは、体感で重力はあげられていないのだから。
「えっ…60倍じゃないの?」
まぁそうだよな。
予想していた通りの答えが返ってくる。
アスは、重力に耐えるように途切れ途切れで答える。
「残念アス、正解は、74倍だよ」
外野の日影が俺のセリフを奪う。
そう、正解は74倍体重にして4144㎏ その差異なんと784㎏一般人なら簡単に潰されてしまう重さの差異を気付かなかった。
「先に言われたが正解は日影が言ったように74倍だ。俺は60倍に上げた後時間をかけて1倍ずつ増やしていたのだ。」
事実に驚きその拍子で、力が緩んだのか地面にひれ伏すアス。
「良い事を教えてやるよ、モノは、緩やかな異変に気付かないものだ。ということでこれでエンドだ。」
地に伏していたアスの体が地面にめり込み動かなくなった。
「勝者、焔」
日影の勝利宣言が何もないこの世界に響く。
読んでいただきありがとうございます。
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