ミッション進行度合い3/15
「今回のミッションは
高ランクのプレイヤーしか参加できないんだ、知ってるよね?
理由は…まぁ分かるだろうけど、
低ランクプレイヤーが参加してしまうと
死者が大量に出ることが
目に見えていたからだ。
…このことからも分かるように、
このミッションはかなり危険なんだ。
正直…いまここに集まってくれてる人の大半が死ぬと思う。
だから、
参加したくなければしなくていいよ。
支援にまわって、装備を作ったり
すごい回復薬を開発したりしてくれてもいい。
べつに何もしなくてもいい。
…さて、前置きが長くなっちゃったけど、本題。
今回のミッション、それは
《15体のドラゴンの討伐》と《何か》だ。
…あぁみんな落ち着いて、まぁそうなるよね。
《何か》…この部分については何も分からないんだ。自分達で見つけなきゃいけないらしい。
あと、何人かは気づいてると思うけどこのミッション、このゲームのクリア条件と同じなんだ。
つまり、ミッションはこのゲームをクリアしろってこと。
では、次はなぜこんなミッションをこのクソ忙しい時に出すのか?ということだけどね、それは
このミッションをクリアすれば
今のエラーの修復が
可能になるからなんだ!
驚いた?だけど、喜んでばかりもいられない。このミッションをクリアするにはきっと何人もの犠牲が必要になるよ。
それが誰かは、僕にも…誰にも分からないと思うけどね。
だから、みんなちゃんと考えてね。
自ら戦場に出て危険を顧みず戦うか、
その勇気ある者を支え少しでも犠牲を減らせるよう支援するか、
低ランクプレイヤーを魔獣などから守りつつ街で平穏に過ごすか。
何を選んでもだれも、怒らないから。」
フクさんの演説(?)がおわり、ほぼ全員が暗い顔をしていた。
まぁ一部例外もいるけどね!私とか!
「フクさんお疲れー、でさ、私ドラゴン倒したことあるんだけど、アレとは違うの?」
「え?…ドラゴン、倒したこと、ある?」
そうなんだよね、私なんか森探索してたら明らかにヤバーイ鳴き声が聞こえたから行ってみたらめちゃでかい生き物がいて、倒してみたらドラゴンって名前だったという経験が…。
「…はい、はい…はい、了解しました。」
あら、考え事してたらフクさんなんかトランシーバー的なの使ってるわカッコエエーナー。
「…アクイが倒したのは、何色のドラゴン?」
「んっとねー緑とー茶色とー黄色!」
「はぁ!?」
あ、フクさん、そんな言葉遣いよくないよー。
「既に討伐された3体のドラゴンのうち3体ともアクイがやったってこと!?」
「あ、討伐済は3体だったの?だったらそういうことになるねー。」
うそだろ、と頭を抱えるフクさんと
さっきから何故か放心状態の天津飯を
見ながら私は条件の1つであった"何か"について考えていた。