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(事実4つめ)
冬がきた。
のに、まだ僕は彼女を笑わせていない。
今日は4つめの方法を、試してみよう。
「雪、降ってきましたね。」
「そうだね。」
もっと降れ。
「少し積もってきました。」
「ほんとうだ。」
もっと積もれ。
「これ、、、帰れますか?」
今だ。
「せっかく雪積もってるし、外で雪だるまとか作らない?」
「遠慮しておきます。」
なんでぇ、、、。
「私は暖かい教室でぬくぬくしています。」
「そう、ですか。」
「はい。でも。」
「でも?」
「誘ってくれたのは、嬉しいです!」
4つめ、雪遊びに誘う。
それはまるで、外の雪を全部溶かすような笑い声だった。
あと数話で終わりです。
(´Д`)
とりあえず、たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。