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君と私の桜影  作者: 崎川由依可
6/8

第1章 4話 ~Sizuku Part~

…キーンコーンカーンコーン

チャイムが流れた。

それと同時に大きな溜め息をつく。

『今日もいろいろあって疲れた。

昨日の方が疲れたし色々面倒だったけど…』

本当に…

今週は色々有りすぎだ。

…そう思っていると聞き慣れた声が俺の名前を

呼んだ。

「夜島雫いるか?」

俺の名前を呼んだのは、

俺が入っている部活…バスケ部の先輩だった。

その先輩はバスケ部の中でも女子に凄く人気で

レギュラーの『的口真也先輩まとぐちしんやせんぱい』だった。

そして隣にいるのは

「あっ…いた。」

島風春斗先輩しまかぜはるとせんぱい

この人もバスケ部に所属しょぞくしていて真也先輩に続くイケメンの男子そしてレギュラー。

『何でこんな有名な先輩達が俺の教室に?』

そう思った。

「春斗ぉ…まだ?」

「…疲れた。真也遅い。」

「…ふぇ?」

俺はいきなり聞こえた声にびっくりして変な声を

出してしまった。

「あっ!梨乃に木花!!!!雫みつけたぞ!!!」

「??」

「あと、二人とも自己紹介した方がいいと思う。」

「あっ…そうかぁ!

私…木花咲耶このはなさくやです。陸上部に所属しょぞくしています。雫だっけ?宜しくね!」

佐山梨乃さやまりのバレー部。宜しく。」

「あっ、はい。

俺は一年の夜島雫です。宜しくお願いします。」


◆◆◆◆◆◆◆


先輩達が俺の教室に来た理由は俺に学校案内する

ためだったらしい。

そして学校案内がほとんど終わった。

そして最後の場所…

「ここで最後。」

梨乃先輩が言う。

「ここ…

俺が気に入っている場所。」

『真也先輩の気に入っている場所?』

そこは中庭だった。

綺麗な花が沢山咲いている。

とても素敵な所。

「綺麗ですね。」

「だろ?」

真也先輩はニカッと笑った。

その顔を見て梨乃先輩は頬を少し赤く染めて

俺の前で初めて笑みを見せた。

『梨乃先輩ってこんな笑いかたするんだ。』

俺が梨乃先輩を見ていると真也先輩が俺を睨んだ。

「梨乃を狙うなよ?」

「え?ねっ狙ったりしませんよ!!!!

まず俺彼女居ますし!」

「マジで!!!!」

真也先輩は驚いてそして笑う

「んじゃぁ大丈夫だな!」

…彼女は、いるけど。





好きじゃない。

…キーンコーンカーンコーン

部活が終わるチャイムが流れた。

「あっ…。」

「そろそろ帰りません?」

「そうだな。

でもちょっと待って!」

真也先輩はそう告げると自分の鞄を探り出した

そしてスマホを出した。

「メアドとケー番交換しない?」

「それいい!!!!」

咲耶先輩が叫ぶ。

「あっ…良いですよ?」

俺も携帯を出し真也先輩達とメアドとケー番を

交換した。

「じゃーな!」

「バイバイ!!!!」

「…じゃあね。」

「さいなら。」

「さっさようなら!!!!」

俺らは校門前で別れた。




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