表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/59

2/6

 婚約者が週を跨いでも休んでる理由を知らないと言い続けるにも限界がある。しかも今までそれなりに仲が良かったから尚更だ。もしかして喧嘩でもしたのか、なんて言われても曖昧に濁すしかない。

 というか、今後婚約者がなぜ替わったのかについて突っ込まれたら、俺は何て誤魔化せばいいんだろう。

 その辺の俺が被る不利益について目を逸らされている感じが凄いのだけれど、もう全部兄貴が悪いで済ませていいと思う。もし悩んでいる俺がこの日まで振り返ることがあったらもうそれでいいと思う。

 帰ってきたら久しぶりに兄貴を見たけど、もしかして俺がいないときは普通に家の中を歩き回ってんのかもしれない。むかつくような、未だに謝りにも来ないのが悲しいような。

 結局、俺はまだ怒っているのだと思う。

 目を逸らし、何も無かったかのように振舞う二人を、許していない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ