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 日記が紛失していた。俺の部屋の机の引き出しに入っていたものが勝手になくなるわけがないので、誰かが持ち出したことは確定的だ。

 念のためにこの日記帳には鍵が付いているが、何らかの手段で外されても別に全然おかしくないし、再度付け直されればそれを知る手段はない。もし読まれてたら本当にまずい。

 誰にも読まれないだろうしと高を括って赤裸々に書きすぎたかもしれない。読んだのがせめてうちの侍従だったらいいんだけど、いやよくはないんだけど、どうにか収拾のつけようがあるのだけど、外部の誰かの仕業だと流石に困る。

 発見してくれた侍女が言うには、ほとんど倉庫になっている部屋に置いてあったらしい。首を傾げながら俺の日記を持って廊下を歩いている侍女を見たときは心臓止まるかと思った。

 考えてみれば、日記には鍵を付けているのに部屋には鍵を掛けていない俺が悪いような気もする。部屋に誰か入ったらわかるような小細工もしてないし、防犯意識に欠けている。護衛も見張りも、付けるべきは兄貴ではなく俺の部屋だったか。

 一応ここ二日のことも書いておくと、特に何も無かった。やることはやったし、後は結果待ちというところだ。だからこそ、今の状況で俺の日記を持ち出す人間に心当たりがない。読んだなら俺の『仮眠』についてすぐに突っ込んできてもいいはずなのにそれもない。

 違和感がある。どこから来るものなのかは判然としないけれど。

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