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 合計で八日も寝ておいてなんだが、ここ最近の俺は結構忙しい生活を送っていて、自分で言うのもあれだがゆとりと余裕がない。加えて、『深刻社』で話さなくちゃいけなくなり、その台本を考えなくてはいけないという心のゆとりのなさ。

 そんなわけで今日は存分に休もうと思っていたわけだが、そうは問屋が卸さない。

 昼過ぎ頃に我が家を訪ねてきた男性が一人。事前連絡もなしに突然訪問してくるとか無礼だ、と言う家も少なくないが、急用だとそうもいかないだろうと俺は思うので応対したわけだが、少しだけ後悔した。

 アッセクア家長男、ドゥン・アッセクア。

 今は他家に婿入りして、ドゥン・フルシティーズなわけだが、件の『最悪の一日』に関わった一人ということで、今も旧姓で呼ばれることが多いのだとか。

 そういえばマクラミレン先生も似たようなこと言ってたな。

 ドゥンさんが言うには、ドロア嬢が正式にアッセクア家を継ぐことになり、それと同時に現当主を家から追い出すということが決まったらしい。

 俺も完全には把握していないので曖昧な書き方になるが、どうも別にドゥンさんとドロア嬢は仲が良いわけではないらしい。ドゥンさんは一度俺に会っておきたかったから、義妹に無理を言って訪ねる口実を譲ってもらったんだとか。

 理由を尋ねたところ、友人が俺のことを気にしていたから、だそうだ。その友人が誰なのかは教えてもらえなかったが、これ以上の厄介ごとを抱え込みたいわけではないので気にしないでおく。

 ドロア嬢に一度会ってやってくれと言い残し、すんなりとドゥンさんは帰っていった。

 俺が寝ている間にアッセクア家でどういう動きがあったのかはわからないが、多分、うちの件が何かの引き金になったのだろうとは思う。だからこそ、今日の訪問があったわけだ。

 アッセクアの元当主が俺を逆恨みしないことを祈るばかりである。

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