表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/59

3/15

 日記書いてる暇なんかねえよ。元々家と外の渉外係として生きていくはずだった人間に当主としての知識なんか詰め込めると思ってんのかあの現当主は。

 おじいちゃんもなんとなくわかってたろこうなるの。今わかった。これはおじいちゃんからの謝罪なんかじゃなくて俺への最後の嫌がらせだ。俺が困るのわかってて兄貴のやらかし広めやがったなあの女装爺。

 そもそも今回の件で同級生と関わることすら嫌になった俺がテアマット家を継いだとして、どうにかなるわけないんだよ。

 渉外係なら外面極めればぎりぎり行けなくもないくらいの立ち位置だったけど、面識ない人間とも積極的に関わらざるを得ない当主なぞ務まるわけねえだろ。

 なんだったら渉外係だってもう不向きだろ。今回のことではっきりした。俺は人と関わるのが苦手だ。特に貴族。やってられねえ。

 多分だけど被害者の俺を次期当主に据えれば、外部との摩擦を多少抑えられるとでも思ったんだろうが、何で俺が見ず知らずの奴らから憐れまれながらなりたくもない当主にならないといけないんだよふざけてんのか。

 仕方ないし俺がやるしかないのかなとか思ってたのが浅はかだった。一族郎党から土下座されてもやる気がしない。多分、父さんからの話の後にただ俺に謝ってた母さんはこうなるのわかってたな。立場的にどうともできなかったんだろう。まあ許せる。


 兄貴の処分保留は、こういうときのためにあるのだ。きっと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ