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 月曜日に久々に登校した。

 卒業祝宴ももう間近ということもあり、流石に周囲の目が痛くなってきたので準備を手伝うことにしたが、俺って思ったよりも不器用なんだなというのが正直なところと言うか、美的感性が死んでいると言うか。

 そこまで忙しなく生徒が動き回っているというわけではないのだが、どこが未完成でどこが完成済みなのかの判断がつかず、ほとんどの時間をただそこに立っているだけで過ごしてしまった。

 なんだったらマクラミレン先生から無理に参加させてごめんと謝られた。

 というか、謝らせてしまった。

 もし仮に兄貴のことを同級生たちが知っていたとして、俺に同情、あるいは温情を掛けてくれる可能性はあるだろうかと考えたが、無いだろうな。

 皆は自分が出席するわけでもない祝宴の準備を頑張っていて、俺はそれを頑張れない。交友範囲の広さが違うのはわかるが、そもそも根本的に、俺は他人に興味が無いのかもしれない。

 だから兄貴に裏切られても、婚約者に裏切られても、怒ることすら出来やしない。別にそれを欠落だとは思わないが、裏切りの原因はそういうところにあるのかも。

 そのくせ、疑われたら物を壊すほど激昂するのだから、なんとも身勝手な話だ。

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