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 父さんからの情報によると、母さんは別に自室に引きこもっているわけではなく、結構な時間を兄貴と過ごしているらしい。弟の婚約者を寝取った男に一体どんな希望を見出しているのかは不明だが、変に家の空気が悪いよりはましだと割り切る。

 しかし、卒業を目前に控えた家の後継ぎが急に一月も休んで級友は何も言わないんだろうか。似たような懸念を以前も抱いた記憶があるが、何も言われないなら悲しいし、何か言われているならそれはそれで兄貴が物凄い嘘吐きなのと同義だ。

 どっちに転んでもテアマット家のお先は真っ暗である。

 まだ俺とヒルドの婚約破棄は本来表沙汰にはなっていないはずだが、アッセクア家がその情報を握っていて、握られる側の兄貴が正当な後継者になるというのはどうにも。

 我が家の泥船具合が悲しい。

 この現状について思うところを父さんに訊いてみたが、なんだか煮え切らない態度でうやむやにされてしまった。沈みゆく船に乗る最後の乗客になる覚悟は、固めておいた方がいいのかもしれない。

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― 新着の感想 ―
[一言] ここまでされても下船せずに最後の乗客になるつもりか、主人公。 とはいえ、乗員じゃなくて乗『客』な辺り、 無意識下ではもはや縁切り済み、家族として見てないんだな。
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