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かなり衝撃的なことが起こった。兄貴の元婚約者が図書室にやってきたのだ。
一つ上の学年にいることは知っていたが、俺が入学した時にはもう婚約が解消されていたこともあって、接点は限りなく皆無。顔こそ知っていても声を聞いたことはなかった。
そんな女が図書室にやってきた。しかも俺を探して。やけに高圧的な態度で本日担当の図書委員に俺がいないかを聞いていたが、まともに接点のない図書委員が俺の名前を知っているはずもなく、わからないという回答の前に思いの外すんなりと退散していった。
しかし、これは由々しき事態だ。この状況であの女が俺を訪ねてくるとしたら理由は兄貴のこと以外に考えられない。別に今更再婚約とは言わないだろうが、まともな要件だとはとても思えない。
校内であの女個人への悪評は聞いたことがないので、大人しくはしているのだろうが、会いたいとは思えない。なんで俺が図書室にいるの割れてるんだろう。あるいは手当たり次第なのか。
現状、俺の中の兄貴とあの女の評価値がほとんど一緒くらいなので、特別嫌悪感みたいなものは無いが、聞いてよかったと思える要件ではないだろうなという想像はつく。
兄貴が卒業間近のこの時期に何の用なのか。
俺の安寧の空間が。
【メモ】
兄貴に報告× 父さん× おじいちゃん×
とりあえず聞いてみる△
一旦保留〇




