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 図書室で本を読んでいる最中、そういえばヒルドについては色々聞かれるけど、兄貴については何も聞かれていないことに気付いた。これが兄貴への無関心さから来ているのか、日々の怒涛さに押し流されていた結果なのかは一考と弁明の余地がある。

 件の衝撃事案から今日まで登校してきていないということは、実に半月以上休んでいるということであり、これは何とも羨ましい。あるいは疚しい。

 兄貴と一緒に登校することはあっても、校内で兄貴と関わることはほとんどなかったので、今日の今日まですっかり意識の外だったわけだが、もしかして兄貴って学園に友達とか心配してくれる人が一人もいなかったりするのだろうか。

 真実を知るのが怖くて確認することなく帰ってきてしまった。俺は弱い。

 そういえばと書くのも白々しいが、兄貴から友人を紹介された記憶が遥か彼方なことに思い至った。どうしてそうなったのかを思い返してみれば、何のことはない、兄貴の婚約が解消された頃からだ。

 俺が無関心だっただけで、一年前の婚約解消は兄貴にかなりの傷を負わせていたのかもしれない。

 あいつならこのくらい休んでも不思議じゃないと、級友に思われている、とか。

 それと今回の件とは話が別だが。

 じゃあ許すとか、そういうことにはならない。

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