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 いつの間にか悠々自適な五連休をだらだらして過ごしていたら、突然部屋に父さんが入ってきた。ベッドに寝転んで本を読んでいた俺は少しだけ驚いて、もう一度本に視線を下ろしたが、父さんは椅子にどっしりと腰かけたまま動かなくなってしまった。視線をこちらに向けたまま。

 流石に居心地が悪くなって、俺の部屋すら居心地が悪い空間にしないでよ、などと軽口を叩いたところ突然の土下座。される心当たりは山ほどあったが、実際に父親から土下座されると困惑より罪悪感の方が強いことを初めて知った。

 とりあえず宥めて事情を聞いたところ、侍従の皆から俺が学校を嫌がっている、その原因が婚約破棄にあると聞いて様子を見に来たんだそうだ。言ってることは何も間違っていない。

 もう少し詳しく、俺の心情も交えて話すと、もう一度土下座しそうになったので必死に止めた。

 そこから父さんの弁解が始まった。以前聞いた両親のぎくしゃくはその理由も含めて真実らしい。そもそも兄貴の婚約が解消されたのも、寝取られと言えば寝取られのようなものではあって、そこを鑑みると、母さんとしては兄貴を責められないという言い分らしい。

 母さんは俺についてはどう思っているのかと聞いたところ、多分そこまで考えられる心の余裕がないんじゃないかとのこと。無さすぎだろ。

 父さんは被害者だとしても加害者になってはいけないと至極真っ当な正論を説いているらしいが、心の余裕がない相手に何言っても無駄だということらしい。そこまでは言っていなかったが態度から察した。

 俺の隠し事云々については近い内にどうにかするから、それまでなら学園を休んでいても構わないとまで言わせてしまった。そこまで言われると申し訳ない気持ちが湧いてくる。


 これ日記か?

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