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異世界Changeling〜王への道〜  作者: 厨二のおっさん
序章
9/21

罪と罰

読んで頂きありがとうございます。

残酷な描写があります。苦手な方はご控えください。


私は豊穣 詩織 なんでみんなはこんなことが受け入れられるのかな?勇者召喚?訳わかんないよ、、

私は怖いよ、、帰りたい、、

だけど変川先生は私に親身になってくれる、それにみんなも頑張ってる。私だってみんなの為に頑張るんだ!


そう思って委員長 薬師寺さんと一緒に宮廷薬師さんの所で修行をしているけれど上手くいかない、、

薬師寺さんはテキパキとやれているのに私はいつも失敗、、


界能急成長(オーバーグロウ)は一瞬にして種から採取できるまで成長させる事ができるけど、まだ一日に数回しか出来ていない、、私はだめな子なんだ、、

そんな時 変川先生が自室に来ないかと言ってくれた。

相談や悩みがあれば聞いてくれると、、

変川先生なら私を救ってくれるかな?

そんな思いを抱きながら変川先生の部屋の扉をノックする。


「変川先生!豊穣 詩織です!」


「おう、来たか!入っていいぞ」

「失礼します」

中へ入るとびっくりした、、沢山の器具や物で溢れていて

とてもゆっくり話すような場所じゃない、、


「ん?あぁこれか?先生も生徒のために頑張らないといけないからな、本意ではないが仕方ないんだ」


そう言いいながら先生は部屋の鍵を閉めた?


え?


「詩織、お前は辛いんだろ?大丈夫だ。先生が楽にしてやるからな?」


なんでか先生の笑顔が怖い、、



「先ずは服を脱ぎなさい」


へ?、、、


「ん?どうした?先生の言う事が聞けないのか、、、

しょうがないなぁ?教育が必要ならば仕方ない。おい、メイド!詩織を鎖に繋げ」


「はい、ご主人様」


どうしちゃったの?先生!


メイドさんがこっちに来る、、

このメイドさんは先生の専属使用人だ。でも、目は虚で服を着ていない、、どう言うこと?



「や、やめてください!」


メイドさんに手をつかまれたっ

必死で振り解こうとしているのにだめだっ!

扉に手をかけ開けようとしたけど開かない、、


「先生!やめさせてよ!?」


「詩織、、これはお前の為に必要な事なんだ、、我慢してくれ先生だってこんな事はしたくないんだ」


私のため??


少し考えてしまったのがいけなかった。

私はメイドさんに鎖に繋がれた、、、



「先生は調教師なんだ。この力を使えば詩織は失敗する事も悲しむ事も無くなる、だから耐えるんだ」


耐えるってなにを、、?


先生は机の上にある鞭を取り出した?


それをどうするの?


「最初は痛いかもしれない。頑張れ詩織!」


   バシンッ!


痛いよ!?なんで!?こんなことするの!?



「や、やめて!痛いよ!」


「大丈夫だ、まだ優しいぐらいだからな」


バシンッ、バシンッと私に鞭が当てられる、、、

もうやだ、、帰りたい、、地球に、、日本に!

お母さん、お父さん、、



「いい感じだよ、詩織、、最高だ!」


私の服は所々裂けていて肌が見え血が滲んでいる、、



「次はどうしようかなぁ?詩織ぃ?

まだ首輪は出来ないなら仕方ないな。一緒になろう!」


一緒に?、、何で服を脱ぐの?嫌、、やめて、、

近づかないで、、、誰か、、、たすけて!!


  "ドンッ"

その瞬間扉が壊された、、?



____________________


鍵が開かなかったので壊してしまった。が、、、いいか。


目にうつったもので理解した。


「変川先生?なにをしているのですか?」


「ッ!?な、な、只野兄!?何をしてる!?」


「た、た、助けて!?只野くん!」


豊穣さんが泣いて叫んでいる。

まるで拷問をするみたいに鎖に繋がれて壁にはりつけられていた。


その時僕の右側を何かが通り過ぎた気がした?

気のせいかな?



「それはこちらのセリフなんですが?とりあえずそこを離れて、豊穣さんを解放してください」



「っち。生意気だな相変わらず。俺はお前のその目が気に入らなかったんだ。こうなったなら仕方ない。お前も詩織も服従させてやる!メイド!あいつを取り押さえろ」


「はい。ご主人様」


変川の専属使用人だろうか?

カーティルさんの同期の?


目は虚で服を着ていない。首に黒い首輪がしてあった。


彼女は僕めがけて突っ込んで来た。


彼女は傷つけたくない。僕が出来ることをっと思い銀魔法を発動しようとした瞬間


「お任せください。ナナシ様」


全身黒い装束を身につけたカーティルさんがあらわれた?

いつ着替えたんだろう、いつのまにかいなくなっていたし。


「だ、誰だそいつはぁ!?」


カーティルさんは一瞬にしてメイドさんを拘束して気絶させた。。。すごいね、、、


「変川先生、あまり時間はないので単刀直入に王女殿下ミラ様に何かするつもりですか?」



「くそっ、お前の切り札なんだなそいつは。

しょうがないな。お前にもおこぼれをやるよ。詩織を今から楽しんだ後にお前の好きにしていい。


お前あれか?王女殿下に惚れたのか?だが、最初は俺だ。あの気丈に振る舞う彼女の泣き叫ぶ姿を思い描くと堪んないよなぁ!?


飽きたらお前にやるから今は俺に従え」



スゥーと心が冷えていく。

界能の力で変わったのか、もともとこんな人だったのかなんてもはやどうでもいいか。


「そうですか。最後通告です。ミラ様に手を出すのはやめていただきたい」


「はぁん?最後通告だと!?そいつになにかさせるのか?

馬鹿にするなよ?俺だってその辺のやつより強くなっているんだ。ミラは俺のペットにする。明日会う約束をしたからな?」


「ナナシ様」 「僕がやるよ」



「では先生。さようなら。僕は貴方が嫌いでした」


「はぁ!?な《ドンッ!》、、、?」


何か言おうとしてたかな?


僕は創造した拳銃を先生の心臓めがけて引き金を引いた。

使った事はもちろんないし触った事もなかったけど。

日本で構造やらマニュアルなんかいくらでも見れたからね。

2メートルもないのだから外しようがない。


もう一度引き金を引いた。《ドンッ》


今度は頭を貫いた。

八方さんに治されたら困るから完全に死んで貰わないと。


「へ?、、、嫌ぁぁぁっ!?」


おっと、血が豊穣さんにかかってしまった。


「カーティル、二人の記憶を消してくれ。トラウマになったら可哀想だからね」


「御意に」


さぁどうしようかな。さっきの扉を壊した音と今の発砲音ですぐに人が来るだろう。


「ナナシ様?逃げますか?」


「いや、良いんだもう。カーティルも行って良いよ。二人の事は頼むね」


「、、分かりました。ただ先程もう一人この部屋に気配があったのですが、どうなさいますか?」


ん?まぁどうでもいいや。


「放置で」 「御意に。ただ私は貴方の手足であります。いつでもお呼びください」


「ありがとう」

カーティルさんは豊穣さんとメイドさんを連れて消えた。



「ど、どうされた!?今の音は!!・・・おい!ゼフ様をお呼びしろ」


兵士が状況を察したようだ。


僕は両手をあげた。


「お、お前がやったのか?」


言葉は話せない設定なので大きく頷いた。



「なにごとだ?私を呼びつけるなど!・・・箝口令をだす。

至急王に連絡を。ここは封鎖だ。

ナナシ、貴殿がワザト殿をやったのか?」


僕はもう一度大きく頷いた。


「そうか。。兵よナナシを牢に繋いでおけ」

「はっ!」


僕は鎖に繋がれ、地下にある牢屋に入れられた。

今度は僕が鎖に繋がれるなんて皮肉だな。


だが、人を殺したのだから当然だ。

これは僕の罪だ。王様が罰してくれるだろう。

どんな処罰でも受けよう。それが死刑であっても。



ピタッピタッと何処かで、水滴が落ちている。

その音が、やけに大きく聞こえる。

何時間たったのだろうか?

あれから誰も来ない。


すると、「ナナシ、王達がお会いになる。聖女殿が通訳して頂けるあの場で起こったことを説明せよ」


僕は頷き、牢屋から外へでた。

ありがとうございました。

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