生徒達の選択1
読んで頂きありがとうございます。
主人公でてきません、、、
クラスメイト達は鑑定の後それぞれの個室を与えられ、異性の専属使用人をつけられた。
あわよくば使用人と恋仲となりこの国のために働いてくれる事を期待して。
そして担任の変川が生徒達を広間に集めた。
「皆、それぞれ思うところがあると思う!戸惑うよな、、正直私もどうすれば良いのか分からないんだ。だけど君たちは私が必ず守ると約束する!教師として、一人の男として。
皆の意見を聞いていこうと思う、真締のようにこの世界の為に戦いたい者、戦いたくはないが、支えたい者
まだ決めれない者、この三つで分けて行く。気は変わるものだからそんな真剣に考えなくても大丈夫だ」
不安がっていた生徒達は少し安心したようだ、、
【世界の為に戦うを選んだ生徒達】
・真締 正義 職業は勇者でありこの中では能力値が一番
高い。界能は断罪の剣
・覇道 一職業は狂戦士であり体格も
良いが、素行は悪い。界能は狂化
・只野 真子供 職業は黒魔道師でありシュヴァルツの真の
弟である。界能は 手練手管
・八方 聖 職業は聖女であり学校一の美少女だが、真
音は誰からにも良く思われないと気が済ま
ない八方美人 界能は全愛の恢復
・小林 花蓮職業は踊り子であり誰とで
も仲良くなり意気軒昂であるが、自分の意
見を言えない人間は嫌い。そのため名無し
の事を嫌っている。界能は羽翼の演舞
・本能寺 龍職業は竜騎士であり勇者
に次ぐステータスをもっている。性格は名
前に似合わずおどおどしているが身長や体
格が良く顔が怖い為誰も近づかない。
界能は龍召喚
・紀州院 京子職業は貴族であり
名家の御息女 性格は高飛車で高慢
界能は強制命令
・田中 里志 職業は盾士であり学校一の巨漢である。
界能は絶対防御
・時雨 楓職業は剣聖であり、古式剣術時
雨流の正統継承者 界能は流転
・林道 霊職業は精霊術師であり、楓の幼
なじみである。界能は精霊王
・加藤 宗介 職業は炎術師であり、お調子者 界能は炎獄
・佐々木 みちこ 職業は女戦車であり、縦にも横にも太い
界能は破壊砲
【支えたい、戦いたくない生徒達】
・天田 作流 職業は創造者であり物を作
るのが趣味な青年界能は万能工房
・薬師寺 香職業は超薬師でありクラス
の女子の委員長である。真締 正義を信
仰している。界能は超調合
・宇多野 音々職業は歌姫であり歌うのが大
好きな女子 界能は歌の世界
・早乙女 額職業は画家であり美術部に所
属している名無しとともにクラスではいじ
られていた。界能は写生帳
・豊穣 詩織職業は農場者であり、ク
ラス一背が低い。界能は急成長
・小田 影薄 職業は暗殺者であり、学校一影が薄い。そ
のため友達がいない。界能は透明化
・小泉 優子 職業は付与者であり、性格は温厚 界能は 恵与
・屑屋 翔 職業は死霊者であり、根暗で性悪 界能は死者蘇生
【まだ決めれない生徒達】
・日下部 鈴鹿 職業は輸送者であり性
格は脳天気 界能は 輓獣召喚
・朝比奈 命職業は巫女であり隠れ美少
女 界能は天命視
・慧眼 慎二職業は傍観者である。
趣味は人間観察 界能は五眼 召喚者で一番界能のスペックが高い。
担任の変川 態人の職業は調教師であり教師たりえぬ心持ちをしている。界能は絶対服従
「では、皆の意思をゼフさんに伝える。今日はゆっくり休むといい」
24名の召喚者達はそれぞれの思いを胸に己の道を歩き始めた。
次の日戦うを選択した12名の生徒達は訓練場に集められ、戦う以外を選択した生徒達も自身の職業を伸ばすためそれぞれ
移動した。
訓練場には、ラカスの兵達もおりその中でも一際存在感を放っている男が声を発した。
「私はラカス第一騎士団【インモータル】が団長ザガンと言います。この度はこの世界の為に戦って頂けると言う事で、誠に感謝申し上げる。ですが、今の貴方達ではそのあたりにいる魔物にも命をとられかねない。故に私達が訓練させて頂きます」
「よろしくお願いします」勇者セイギは頭をさげた。
だが、覇道 一は声を荒げた。
「おい、団長かなんかしれねーけどなぁ。俺らに助けてほしいくせに偉そうじゃないか?あぁん?」
「偉そうだと感じたのならば謝ろう。しかし今の君たちでは足手纏いと言う事も理解してほしい」
「足手纏いだと!?テメェ、、はんっ!良いだろう俺と勝負してくれよ?今の俺は誰にも負ける気がしねーからよぉ?」
「ちょ、待ちなよハジメ君!失礼だよ?」聖女ヒジリが止めようと間に入るが、、
「うっせぇ。これは男と男の話だ!女は入ってくんな!」
「良いでしょう。勝負を受けよう。だが、負けたならば私の訓練に参加してもらう」
「負けないけどなぁ!いいだろう」
「リッター、ハジメ殿と試合をせよ」 「はっ!」
リッターと言われた青年が一歩前に出る。彼は歳若いが戦闘センスを買われ第一騎士団に所属する精鋭である。
「はぁ?団長さまがやるんじゃねーのかよ?びびってんのかぁ?」
「ははは。申し訳ないが今の君と私では子と大人の差がある
だが、心配しないでくれ、リッターはハジメ殿より強い」
「ッ!、、良いだろうヤッテヤル」
ザガンの一言で完全にキレたハジメは前に出る。
「ルールはどちらかが戦闘不能になるか、負けを認めるかにする。リッターはほどほどにな?ハジメ殿は全力でやると良い。では試合、、、開始!」
「舐め腐りやがってー!死んでもしらねぇ!ベルセルク!!」
ハジメの纏うオーラが変化をする。界能ベルセルクは思考能力を低下させる代わりに能力値に大幅なバフをかけることができる。
「オラァァ!」 ハジメは支給された両手剣を片手で持ちリッターに振り下ろす。が、リッターは危うげなく躱す。
そんなやりとりを何回か交わすとリッターが
「これで終わりかい?残念だな、、」
「ナ、ナ、ナメルナァァァ!【ベルセルク ウルスゥ!】」
界能は所持者に応じて変化、進化する。ハジメは新たな界能の力に目覚めた。
ハジメの姿は徐々に人とは思えない姿に変化していきやがて
毛に覆われた巨大な熊となった。
「グラァァァッ!」
「獣へと落ちるか、、だが、一撃でも貰えば致命傷になるだろうな」
リッターへ四足歩行で走り飛びかかる。
「その戦いへの執念に敬意を込めて、、混成技能【ナイトロード】」
混成技能それは、自身がもつ技能を合わせさらに高みの技へと昇華させる技術であり、並の努力や才能では実現できない。異世界人と渡り合う為にこの世界の人々が何十年も必死で技を模索した結果の結晶である。
リッターは木剣の剣先を上に自身の中心で構えハジメを迎え撃つ。
ハジメの前足の鋭い爪がリッターに当たる瞬間、リッターの姿は消えた。その後鈍い打撃音が4回鳴りハジメの後ろにリッターは現れた。
ハジメは何が起こったのか分からないまま倒れ気絶した。
ヒジリが倒れ元の姿に戻ったハジメに駆け寄る。
「ハジメ君!今助けるからね!界能 全愛の恢復」
ヒジリの界能は生きていれば必ず回復出来る力である。
だが、代償にかけれたものはヒジリに好意を抱いてしまう。
それを今は誰も知る由もないが、、
ピンクの光がハジメを覆うとすぐにハジメは目を覚ました。
「くそっ、負けたのか、、、ヒジリ、、ありがとな!」
「うん!大丈夫だよ」
「さすがと言うべきですな。聖女様の力は四肢の骨折を瞬時に治されるとは。リッターやりすぎた」
「はっ!申し訳ありません。ですが、ハジメ殿の迫力におもわず本気をだしてしまいました」
「っち。次は負けねーぜ?リッター」
「次も私が勝たしてもらう」
二人は暑い握手を交わした。
リッターの本気と言うのは嘘であるが、、、
「それでは訓練を始める!」
先ずは自身の職業を知り、何が得意で何が苦手かを模索して行くことになり、基礎体力の向上が主の訓練内容になった。
しばらく経つと12名の生徒達は能力を鑑みて6名ずつの二班に分かれ、より実戦的な訓練を開始した。
これは魂の吸収率が一番効率よく安全に戦える最適人数であり、冒険者などは6名のパーティが基本とされる。
【勇者パーティ】
・セイギ・ハジメ・マコト・ソウスケ・ヒジリ・カレン
【剣聖パーティ】
・カエデ・レイ・キョウコ・ミチコ・サトシ・リュウ
ありがとうございました。