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死ぬかと思ったけど死ななかったおぢさん


 やあ。おぢさんだよ。

 死ぬかと思ったけど死ななかったおぢさんだよ。


 まあ死ぬってどういうことなのかおぢさんよくわからないけど、たぶん死んでたと思うねあれは。あのままあそこにいたら、おぢさん確実に死んでたと思うなあ。おぢさんの言うことは間違いないよ。このカシオミニを賭けてもいいね。


 なんせ大海原に一歩踏み出した途端、熱くて熱くて熱くて熱くて熱いって言うか鋭いっていうか……。

 たぶんあれが痛いってことなんじゃないかとおぢさんは思うな。知らないけどね。


 全く、このおぢさんに“痛い”思いをさせるなんて、大海原のやつはなってないね。おぢさん痛いのは恋の痛みだけで充分だよ。女の子さんたちが、おぢさんを巡って押し合い、圧し合い、、、、、、嗚呼!おぢさんはひとりしかいないんだよ!全ガールさんに平等におぢさんという奇跡のそんっざいを独占させることができなくて思わず溢れた女涙におぢさんの胸は痛いよ!おぢさんって罪な存在だね!!きみもそう思うでしょ!

 ねえ!ねえねえ!ねえったらねえ!!


 …………………………。


 相変わらず無口なひとだなあ。

 まあおぢさん耳も目もないけど、それはひとまず置いといて。

 おぢさんそういうのはどうかと思うよ?せめてお話ししている雰囲気でも出してくれないと。おぢさんというベリーベリーなーいすなそんっ!ざい!に巡り会えた奇跡に震えてね。


 …………………………。


 わからないひとだねっ!!おぢさんが黙っているのをいいことにもくしけんをこうししてうやむやにする気だねっ!そうはいかないよっ!!おぢさんははいそさえてぃな知的っ!紳士だからそういうのはやすやすと看破するんだっ!!


 もういい!

 きみとは最後まで分かりあえなかった!

 これだから下等生物は嫌なんだよっ!おぢさんの慈悲つまりお自愛がわからないんだ!!!

 これっきりだ!わたしという高等生物と共にあれたミーラコゥをひとときの心の支えにして虚しく命散らせるがいい!!

 ではな!!!

 アデュー!!!!!





触覚■

死の恐怖■

生存本能■

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