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みんなで渡れば怖く無かったのに……

 僕は色覚異常だったが、特に生活に支障が出るほど重くは無く、少し赤が判断しにくい程度の一型色覚異常だった。赤信号も、林檎と梨の区別もまだ色で判断出来た。


「黒井さん色も判断出来ないんだって!」

「あいつと絡むのやめようぜ。黒井菌が付くぞぉ」


僕は授業の発表の時に棒グラフの色を僕の世界の色で言ってしまった。今まで、みんなに合わせて、僕には一生見えるはずのない色を言っていたのに。この時僕は二つ思ったことがあった。一つ目は、誰か一人くらいは僕のことを受け入れてくれるのではないかと。まぁ、結局あの時親友だった赤池も、好意を抱いてくれた子も全て失ったよな笑

二つ目は、清々した。自分には、この世界しか無いのだと。

ここから僕の、ぼっち生活がスタートした。また、日に日に僕は自分の世界に閉じこもるようになった。

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