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あなたの気持は波のよう......。

作者: 七瀬



『私の好きな人は、気分屋さん。』


思いつき、行き当たりばったりの好奇心の塊みたいな人...。

そんな彼を私は大好きになった。


私の名前は『ことな』 彼の名前は『タイチ』幼なじみで同じ22歳。

子供の頃から、私はタイチに何時もくつっいて手を引いてもらい、、、。

彼の背中を見ながら歩んできたように感じる...。


私の性格は、ちょっと控えめで恥ずかしがり屋。

それに対して! タイチは、目立ちたがり屋で積極的に人に話しにいくタイプ。

それと、、、物凄く『気分屋さんだ!』


私とは本当に真逆の彼...。



私たちは大人になっても、二人でご飯や遊びに行く仲がいいままで、、、。

たまに、タイチはお酒を飲みに行くと、、、?

酔っぱらってなのか、、、? その日の気分なのか、、、?


私にこんな事を言う。


『なんか? ことな可愛くなったな~!』

『案外、、、ことなは俺のタイプなんだよな~!』

『俺ことなの事、好きになってもいいかな?』


私は、物凄く嬉しいから少しニヤニヤしているかもしれないけど、、、?

タイチが気分屋だと知っているから! 鵜吞みにしないようにしている!

それに、お酒が入ってるなら、なお更タイチの事を信じられない!



少し前に、、、タイチと一緒に遊びに行った時には、私にこんな事を言った。


『会社にさ~可愛い女の子が入ってきたんだけど、、、? 俺! その子

タイプかもな、、、。』

『...そうなんだ! タイチはどうしたいの?』

『その子に彼氏とかいないなら、付き合いたいと思ってるんだけどな~!』

『......』

『ことなは、、、? どう思う??』

『...私は、タイチの好きなようにすれば!!!』

『何、、、? 怒ってんだよ?』

『別に、、、怒ってないよ!!!』

『ふーん...。』



タイチは、人の気も知らないで、、、。

私の事、、、なんだと思っているのよ~!


きっと、タイチにとって私は、ただの幼なじみぐらいにしか、、、?

思われていないと思っているのだけど、、、?


それでも、一人の女性として見てほしい!

どんなに、想っているだけじゃ私の気持ちは伝わらない!

それなら、、、私の方から、タイチに告白しようと思った。


...でも心配な事もある!

もし? 『告白に失敗したら、、、?』 私たちの関係はどうなるだろう、、、?


それでも、私は告白しようと決めた!!!



私は遂に、タイチに告白しようと思い、彼を呼び出した!!!


『ごめん、変だよね? 急にタイチを呼び出したりなんかして......。』

『いや? それはいいんだけど、、、? 話って、、、。』

『実はね...私!』

『ことな! ちょっと待って!』

『えぇ!? なに?』

『俺ずっと、ことなの事が好きだったんだ!』

『ちょ.ちょっと待ってよ! 私が今言おうと思ってたのに、、、!!!』

『でもさ? 女の子に告白させるのも違うかなって、、、?』

『...知ってたの?』

『ほら? 俺たち付き合い長いし! そうかなって思ってたよ。』

『タイチに一つだけ聞いてイイ?』

『うん、、、なんだよ?』

『気分じゃないよね?』

『当たり前だろう!』

『なら! 良かった。』



よく、幼なじみのように付き合いが長いと女性として見られないって

聞いてたから上手くいって、良かった。


私たちは、本当に上手くいっている。

毎日、タイチといると幸せでいれるし! 安心する!



『これからも、ずっとタイチの隣に私が居れたらと思う...。』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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