あなたの気持は波のよう......。
『私の好きな人は、気分屋さん。』
思いつき、行き当たりばったりの好奇心の塊みたいな人...。
そんな彼を私は大好きになった。
私の名前は『ことな』 彼の名前は『タイチ』幼なじみで同じ22歳。
子供の頃から、私はタイチに何時もくつっいて手を引いてもらい、、、。
彼の背中を見ながら歩んできたように感じる...。
私の性格は、ちょっと控えめで恥ずかしがり屋。
それに対して! タイチは、目立ちたがり屋で積極的に人に話しにいくタイプ。
それと、、、物凄く『気分屋さんだ!』
私とは本当に真逆の彼...。
▽
私たちは大人になっても、二人でご飯や遊びに行く仲がいいままで、、、。
たまに、タイチはお酒を飲みに行くと、、、?
酔っぱらってなのか、、、? その日の気分なのか、、、?
私にこんな事を言う。
『なんか? ことな可愛くなったな~!』
『案外、、、ことなは俺のタイプなんだよな~!』
『俺ことなの事、好きになってもいいかな?』
私は、物凄く嬉しいから少しニヤニヤしているかもしれないけど、、、?
タイチが気分屋だと知っているから! 鵜吞みにしないようにしている!
それに、お酒が入ってるなら、なお更タイチの事を信じられない!
▼
少し前に、、、タイチと一緒に遊びに行った時には、私にこんな事を言った。
『会社にさ~可愛い女の子が入ってきたんだけど、、、? 俺! その子
タイプかもな、、、。』
『...そうなんだ! タイチはどうしたいの?』
『その子に彼氏とかいないなら、付き合いたいと思ってるんだけどな~!』
『......』
『ことなは、、、? どう思う??』
『...私は、タイチの好きなようにすれば!!!』
『何、、、? 怒ってんだよ?』
『別に、、、怒ってないよ!!!』
『ふーん...。』
▽
タイチは、人の気も知らないで、、、。
私の事、、、なんだと思っているのよ~!
きっと、タイチにとって私は、ただの幼なじみぐらいにしか、、、?
思われていないと思っているのだけど、、、?
それでも、一人の女性として見てほしい!
どんなに、想っているだけじゃ私の気持ちは伝わらない!
それなら、、、私の方から、タイチに告白しようと思った。
...でも心配な事もある!
もし? 『告白に失敗したら、、、?』 私たちの関係はどうなるだろう、、、?
それでも、私は告白しようと決めた!!!
▼
私は遂に、タイチに告白しようと思い、彼を呼び出した!!!
『ごめん、変だよね? 急にタイチを呼び出したりなんかして......。』
『いや? それはいいんだけど、、、? 話って、、、。』
『実はね...私!』
『ことな! ちょっと待って!』
『えぇ!? なに?』
『俺ずっと、ことなの事が好きだったんだ!』
『ちょ.ちょっと待ってよ! 私が今言おうと思ってたのに、、、!!!』
『でもさ? 女の子に告白させるのも違うかなって、、、?』
『...知ってたの?』
『ほら? 俺たち付き合い長いし! そうかなって思ってたよ。』
『タイチに一つだけ聞いてイイ?』
『うん、、、なんだよ?』
『気分じゃないよね?』
『当たり前だろう!』
『なら! 良かった。』
▽
よく、幼なじみのように付き合いが長いと女性として見られないって
聞いてたから上手くいって、良かった。
私たちは、本当に上手くいっている。
毎日、タイチといると幸せでいれるし! 安心する!
『これからも、ずっとタイチの隣に私が居れたらと思う...。』
最後までお読みいただきありがとうございます。