異世界から来た男
お久しぶりです
では書いていきます
学校も終わりすることがないなー、なんていつもの三人で話しているととある噂を耳にした
「なんか街中に頭おかしい奴いるらしいぞ」
「まじ~?それお前じゃね?」
「ちょっ違うって~なんか俺は勇者だーとか言ってるやつなんだよ~」
「それやべーな!」
「だろ~?」
「・・・今のきいたか?」
「どうせ探しに行くんだろ?」
「もちろん!!!!」
「あぁ・・・」
なんか真二が頭を押さえているが俺は気にしなかった
「がんばろ?真二」
「そうだな、姫奈」
二人で何をしてるのか分かんなかった俺は二人を置いていくのだった
「ここはどこなんだ!!!」
「・・あいつか」
「あの人だね」
「うおぉぉぉぉ!あの剣!服!まさに勇者!!!!」
本の中ででしか見たことない人が現実にいるなんて・・・感動っ!!!
「ん?そこの君!」
話しかけられた!!!
「はい!なんでございますでありましょうか!」
「言葉おかしいぞ」
「僕を見てテンション上げたみたいだけどどうしたんだい?」
「はい!あなたのような人にあこがれていたんです!」
「ははは!うれしいこと言ってくれるね」
こうして俺と勇者の会話は夕方まで続くのだった
「だめだ!姫奈、俺この空気耐えられない」
そう、今までみんなが避けていた痛い奴の勇者と平気に会話しているのだ
軽蔑の目しか送られなかったのだ
「私も・・無理」
「帰るか」
「そうだね」
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「ん?もう月のお出ましか、楽しかったよ君!また会おう」
「はい!とても楽しかったです!!また会ってください!!!」
家に帰ると帰宅時間を過ぎたことで怒られた。
勇者の話をするとため息をして何も言わなくなった。うらやましいのだろう
ご飯を食べて寝た。
また会えるのだろうか
どこの人なのだろうか
そんなことを考えてると寝てしまった
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次の日の放課後のことだった
また会いに行こうと二人に誘ったら断られた。用事があるらしい
というわけで一人で行ったものの勇者はいなかった
仕方なく帰ることにした
「まいったな・・・あの勇者が偽物だって知ったらどうなんだろうなあいつ」
「ふふっ!優しいね」
「そんなんじゃない、ただ元気なくなるのが困るだけだ」
「わかった。そういうことにしとく」
「ったく・・」
真二があの勇者を偽物だと知ったのはスイッターを見た時のことだった
とある書き込みに
『勇者になりきったらなんか俺の姿見てテンション上げてる奴いるwww
ちょっとだましてみるww』
『ちょww罰ゲームはそこまでやれとは言ってねーよ!
報告ヨロ』
という書き込みからだ。
そして今回は公園でふざけるらしい
懲らしめることにした
「いたいた」
「じゃあ待っててくれ、姫奈」
「わかった、頑張ってね!」
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「おいそこのエセ勇者」
「ん?君は昨日の・・・」
「剣、タグ取れてないぞ」
「え!?マジ?」
慌てて確認してる。とりあえず写真を撮った
俺は嘘の才能でもあるのか?
「あっ・・・」
「罰ゲーム、ばれたら終わりなんだよな?」
「やめてくれ!何でもする!一週間ばれなかったらおれ付き合えるんだよ」
「今何でもするっていったね?」
「ああ!だからその写真をけしt「この写真投稿するから動くな」
「そんなぁ・・・」
「何でもするなら動かないことぐらい楽勝だろ?」
そしてそのまま
『なんか勇者になりきってる痛い奴いた』
写真をつけて投稿。
「罰ゲームお疲れ様、帰れば?」
「このクソガキィィィ!俺より年下のくせに調子乗りやがって!!!」
「・・・・」
とりあえずよけた。よけれてよかった
警察が来るのに時間はかからなかった。どうやら姫奈が通報してくれたらしい
「真二かっこよかったよ」
「お前・・・怒るぞ?」
とりあえずこれで秀也があいつを偽物とわからなくなった
あとはうまくごまかせば・・・
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「真二!!!!!」
「なんだうるさいな」
「あの勇者がいないんだよ!!」
「知らねぇよ・・・異世界に帰ったんじゃないか?」
「ふふっ!」
なぜか納得できた。
なるほど!帰ったのか!じゃあ仕方ない
「また会えるといいなー!」
「お前、幸せな奴だな」
「どういう意味だ!!」
次は遅くならないよう頑張ります