やっぱり顔は大事
転生にありがちな設定を考えるので一日が過ぎるこの悲しさ
「秀也ーおはよう」
いつもどうり真二の声が聞こえる。相変わらずあいつは転生の素晴らしさをわかっていないが
会話をしていたらどうにかなるだろう。
というわけで今日も語るぞ!!
「やっぱ顔って大事だよな?」
まぁイケメンじゃないんですがね。
「大事だろうな」
「だがきずいたんだよ!最近の転生者は顔がよくない!!」
そうだ。前までは顔がすべての世界だったが今は違う!
俺にもチャンスがあるんだ!!!
だが流石真二、俺の言葉をことごとく否定する
「お前転生者がいる本でブサイク見たことあるか?」
今更だが転生してみたい理由は本を読んでだ。
「確かにブサイクはいない。だがイケメンでもない!普通なんだ!」
「でもお前の顔普通以下だぞ」
「俺の心が読まれてる!?」
「バーカ。声に出てるんだよ。試しにそこの女子に声かけてみろ」
そう言われ試しにアニメでありがちな三人の集まりに声をかける
「あのー・・・」
「んー?って何このブサイクーマジウケるー!」
「私たちみたいな美少女に馴れ馴れしく話しかけんなって感じ~?」
「それなー!!」
なんだって!?イケメンではないのは知っているがこんなにひどく言われるとは・・・
ここは俺の紳士パワーで!!
「そんなこと言わないで欲しいな。そうだ
一緒に学校行かないかい?」
決まった!!
「・・・だってーマジウケるー!!」
「ブサイクがあたしたちと学校行けると思ってんの?って感じ~?」
「それなー!」
_______
「」
まさかここまで言われるとは・・・いやまてよ?
この精神ズタボロの今!
「転生のチャンスなんじゃないか?」
「何がチャンスなんじゃないか?だよ。転生は出来ないって」
また読まれた!
まぁブサイクなのはチートでどうにかしよう。
「っしゃあ!顔はバッチリ!今から車にひ「前も言っただろ」
「どうせトラックに轢かれて『殺す気はなかったけど死んじゃったね!チートあげるから許して?』
とか狙ってるんだろ」
「なぜそれを!」
「今の言葉で大体わかるから。てか自分から死のうとして
チートなんかあると思うか?」
「・・・」
そのとうりだった。
「顔って・・・大事だな」
「当たり前だ」