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届かない気持ち

作者: kalas

私はあなたが好き。

でも、あなたは私が好きではない。


そんなことはとっくに気付いていた。


悲しくない、と言えば嘘になるけど、あなたの気持ちもわかるから、だから、私はあなたのそばにいるだけ。



何度も話しかけたけど、無視されてしまう。

最初はとてもつらかったけど、そのうちそれが当たり前になってしまったせいか、悲しく思うことが、日に日になくなっていった。




今は、私が独り言のように勝手に話しているだけ。


そんな状態が、ずっと続いていた。




でも、私はそれでも嬉しかった。一緒にいるだけで幸せなんだ。




だから、私は今日もあなたのそばで、独り言を話す。

それが、私の恋愛だから。

いくら無視されようが、こっちを見なかろうが、あなたの近くにずっといられるだけで私は満足だから。


でも、人は、人の魂は、とても強欲なのだ。

今の現状で満足してる私でも、いつかはきっと、私に気づいてくれる。私と話をしてくれる。そう思ってしまう。

何年先になるかわからないのに、勝手にいつかは結ばれるんだと、そんな妄想をしてしまう。



そんなこと、あるわけないのに…







私は今日もあなたに無視される。




でも、それを怒ることもなく私は今日もあなたに話しかけるのだった。


それが、私が初めて感じている幸せなのだから。

この小説は、捉え方が二通りあります。


ちなみに作者は、題名のままの意味で書きました(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点]  全部です!! [気になる点]  全くない!! [一言]  いい!です!なんかこう…片思いの人の切実な  思いが込められてるみたいな…そんな感じでした。  いゃ、本当に感動しました!!素晴…
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