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遅咲きの花

作者: 秋浦ユイ

2年前に脚本形式で書いた物です!

漫画ネームに起こそうとしていたのですが色々と事情があり没となりました!

色々と荒削りでまだまだ未熟が残ったり読みづらい部分がありますが


「ほほぇー、そんな物語なんだ〜」って読んでくださると嬉しいです!


現在、僕は10話〜20話ほどで完結する連載ラノベを執筆中です!7月中にはどうにか公開したい!


↓では本編どうぞ‼︎

遅咲の花



 大人の自分と子供の自分

幼い自分「ねぇ」 

年齢(遅咲き)って誰が決めたの?」

 大人の自分は俯く

 幼い自分は綺麗に舞う

「コレは私の持論だけどねっ

アイドルにおいて年齢は関係ないよ!」

 屋上で舞う幼い自分を見る

コレがアイドル

 憧れを抱いていた高校時代の私 


 窓越しの今の自分はクマを作ってパソコン作業

「コレが今の私」

 染井花サクラは現在28歳

アイドルを目指すには

少し歳を重ねてしまったと深く堕ちている

 もうアイドルは無理だと悟ったから

年齢のせいにした

 やっと分かったよ

夢破れた人達は遅咲き、早咲きと嘆く

 コレが今の私

 と居酒屋でお酒を飲む

 サクラ「……」

今もこうやって昔の事を後悔するほど

 夢に夢見て憧れていた

 サクラはもう一杯飲む

 サクラは意識が朦朧とする

もう何も……自分に絶望……したくない


 過去

屋上

 スズ「ねぇ、サクラちゃん?

 サクラちゃんがアイドル目指す理由って何?」

サクラ「え?そりゃさ!努力して本気で全力で!

 咲揃おうとし……憧れだからっ!」

 スズ「……うん、そうだよね私もそう思う

 《憧れ》だよね」

 サクラ「そうだ……君影スズちゃん?」

 スズ「スズでいいよっ

 一緒に夢目指す親友でしょ」ニコッとする

と目が覚めると 

 スズ「……サクラ……?」

サクラ「……え?」 見覚えのある声

サクラ「スズ……?」

 スズ「覚え……てくれてる?高校卒業振りだね」

 サクラ「お、覚えてるよスズ」

 スズ「良かった……また逢えて」

 サクラ「そうだね……」

 スズ「なんだっけ?高校卒業の日……

 サクラ言ってたよね」

 サクラ「……え?」

 スズ「アレ?覚えてない?

ほら」

回想

 卒業式

サクラ「スズ!」

 スズ「ん?」

「高校卒業してからはお互い連絡するのやめよう!」 

 スズ「え?何言ってるの?サクラ」

 サクラ「私っ!スズの事大好き!!

大丈夫っ!また逢えるから!」

と終わる

 スズ「って」 

は、恥ずかしい

 サクラ「……あぁ、そんな事も言ってたなぁ……

 とっ、所でなんで私っ」

 と話題を変える

スズ「フフッ寝ちゃってたよ、居酒屋さんで」

 スズ「……お仕事だったの?

 お疲れ様……大丈夫?」ニコッとする

  あの時のまんまのスズ

 サクラ「ここ、スズの家?」

 スズ「え?まあ」 

サクラ「そ、そっか」 面目ないな……

 スズ「そうだ、お勘定払っておいたからね」

 サクラ「な、何から何まで……って言うか

 どうして私だって」

スズ「私も少し呑みたくてさ

 あの居酒屋さん行ったんだ

 一発で分かったよサクラの事……

 全然変わってないんだもん」

 サクラ「……そうなの?」スズ、お酒飲むんだ

 スズ「案外、お互い変わってないんだよ」

 スズ「そうだサクラは今何やってるの?」

 と温かい飲み物

 サクラ「え……えと、会社員」飲む

 スズ口元を移してスンとする

 サクラ「……スズは?」

スズ「……私ね今度デビューするの」

 サクラ「え?で、デビュー?……」

 スズ「そっ、デビュー……アイドルデビュー

 地下で今まで頑張ったんだけどね

 大きい事務所の方にスカウトされてさ」

サクラ「へ、へぇ……す、凄いよ……凄いよ

 スズちゃん!」 スズ、本当にあの時のまま

 私が過去の事を後悔してる間に

 アイドルデビュー寸前とか……私、何やってるんだろう一緒にアイドルしようとか言っておきながら

 スズ「まあ、遅咲きだと自分で思っちゃうけど」

サクラ「ううんデビュー出来るまで頑張ったんだよ

 誇っていいことだよ」

 だって私は途中で諦めたんだ

 もっと誇っていいよ……

サクラ「……」

 スズ「だよねっ!さ、さ、サクラも……

 か、会社員やりながらでも……目指してたり

 してないかな……なんて」

 サクラ「……あ」 

過去

「一緒にアイドルになってさ!

 一緒のステージで!」

 今もあの言葉を覚えてるんだ

 自分がアイドルに向いてないって絶望して

 諦めてそんな風に堕ちた私に

サクラ「……」 何も言えない

 もう気まずい、押し潰されそう

 スズ「……だ……だよね……だよね……」

とここで間

 スズは手をパンッと叩く

 スズ「折角!出逢えたんだからさ!

 少し話さない?私、明日オフ出し!サクラは?」 と笑顔

 サクラ「……うん私も大丈夫」

 とカレンダーは日曜日

 申し訳ない……申し訳ない

スズ「っと、サクラちゃんはさ!

 最近、推してるアイドルとかいるのかな?

 私はね……あぁ〜やっぱり

 話題変えようかな」

 サクラ「スズ?

 ……話し、戻るけどさ」それでも

前向きにスズと話したいな……

向き合いたい……

 スズ「ん?」

サクラ「デビューってソロデビュー?かな?スズの話し沢山聞きたいな」

 サクラ「私、諦めっちゃたけどさ

 スズには止まらずに進んでって欲しいんだ」

 スズ「うん……ありがとう……」

 スズ「ソロで!デビューするんだけどね

 事務所は結構大きい方でさ有名なアイドルさんとかプロデュースしていてね……」

 うん……

 サクラ「……凄いよそんな所でデビューできるって本当に」

スズ「でも実はさ…私……サクラと……でも、コレ言っちゃ駄目だよね」

 サクラ「いいよ話して……」

 分かってる、知ってる

 スズ「……本当は一緒にアイドルやれたらなって」

サクラ「……私もそう思う」

サクラ「だけど……もう20歳半ばだよ」

 スズ「え……」

 サクラ「もう今から頑張ったって」ホントを言わないと私は堕ちたって

 スズ「だ、大丈夫だよ私でも!デビュー出来るし!」

サクラ「スズはスズで!諦めなかった!

どんなに結果が出なくても実まで頑張ってた!」

スズ「なんで諦めたの……」

 サクラ「直ぐに実らなかった……だからだよ」

 スズ「……」

サクラ「実らなかった挙句

私が辿り着いたのが

 年齢のせいにする事だったのよ」

サクラ「私もう……私に絶望……したくないの

 私はもう堕ちたの」

スズ「そうやって割り切ってきたの?今まで」

 サクラ「そう」

 スズ「年齢だとか!絶望したくないって!

 ずっと!後悔して?」

 サクラ「……」

 スズ「サクラも頑張ってるって

 いつも私胸に想いながらずっと頑張ってたのに」

 スズ「嘘だよ……そんなの……

ねぇ、ホントはアイドルも私の事も嫌いになったんでしょ」

 サクラ「……そんな……訳ないでしょ」

 スズ「だってそうでしょ……

卒業の日に連絡を取るのをやめよって提案したのも今、アイドル目指してないのも」

 サクラ「な訳……ないでしょ」涙が出る

 吐いた言葉への自責が

 心を締め付けて

 過去の自分を後悔する心と憎む心が

 今、心の底から願いを馳せたいと叫んでしまった

 私は久しく赤子の様に泣き

 サクラ「……私…

 アイドル目指したいよ!ずっと!

 憧れだから!アイドル目指したいよ……」

 子供の様に嘆願した

 サクラ「…… 」泣く

 スズ「良かった昔のままだよサクラは……

 その心があるんだから……

 ごめんね、私も強く言っちゃった

 あの日からずっと心残りだったんだ

 私の事嫌いになったのかもしれない……

 何よりアイドルを嫌いになったんじゃないのかなって」

 と抱きしめる

包容力のある優しいハグは私の涙を一層唆らす

 私は助けを求めていた

 サクラ「……」

 スズ「私がサクラを!アイドルにさせる!!」

 サクラ「なに……言って」

 誰かに手を引いてもらいたかった

 スズ「……私の隣に立ってサクラっ

 私が何とかする!

 一緒に同じステージに立てる様に!」

 立つ

 サクラ「そんな事っ!」

 だから

スズ「出来る!」

「幾つになっても夢は追いかけれる!!

 年齢で夢を諦めちゃダメ!

夢見た瞬間から叶えられる道は絶対にあるから!

 叶えれるまで夢見ようよ!」

「私が!サクラの夢を叶えさせるから!

 サクラはスズの夢を叶えさせて!

 その道の先まで!手繋いで!一緒に行こうよ」 

サクラは涙を流す

 サクラ「……うん……」

その言葉が何よりも嬉しかった

 

 そうして私とスズは何年振りかの再会を果たし

念願の夢を二人で追いかける

花弁2


 

事務所

 プロデューサー黒眼鏡

「駄目です……」

 スズ「えっ!どうしてです!

 彼女と私は相性抜群で!それにっ!」

「だから、何です?二ヶ月後ですよ?

 デビューライブ……其れまでに素人が歌、踊りを覚えれるんですか?客は喜ぶんですか?

来る客全員、スズさんを見に来ているというのに」

 サクラは事務所の外

 サクラ「大丈夫かな?スズ……」

少しの回想

スズ「大丈夫!ユニット組むの!説得してくる!」

「案外!プロデューサー!良い人だから!」

 回想終わり

 サクラ「……行けるのかな?」

 事務所

 スズ「それでも!そこを何とかプロデューサー」

プロデューサー「私はね、スズさんをソロデビューさせるには理由があるんですアナタにはソロの才能がある歌も踊りも申し分ない……だからです」

 スズ「例えそうだとしても……私とサクラとならもっと良いものが出来るはずです」

 プロデューサー「……時間がないんです分かって下さい、ライブの歌や踊りを完成しなければいけなっ」

 スズはプロデューサーを力強く見つめる

 私は諦めない絶対にサクラと一緒に

 プロデューサー「なぜそんなに彼女に拘るんです?」

過去

 スズは屋上

サクラ「あの、ずっと屋上にいますね?」

 スズ「……屋上……」

私とサクラとの出逢いは高校一年生の夏

私は毎日昼休みに屋上で何も考えないで過ごしていた、退屈で仕方なかった

 何も夢も憧れもなかったから

 サクラ「……屋上いいよね」

 スズ「……」

サクラ「こんな涼しい風浴びたら、歌って踊りたくならない?」

スズ「何言ってるんですか?……」

 サクラ「ほら、MVとかで気持ちよく風に当たってるシーンがあるじゃん?」

 スズ「……」

サクラ「ねぇねぇ、アイドルに興味ない?

 私ね!」

 そんな退屈日々にサクラがやってきて

 スズ「……」口角上がる

とても嬉しかった

 アイドルも好きになった

  二人で夢を目指す毎日が楽しくて仕方なかった

サクラは私の光だった

 今思えばあの時のサクラは仲間が欲しかったんだと思う……

 ずっと何か抱え込んじゃって

 助け求めれなかったり

案外、不器用な人だから 

ホントに良い意味で変わらない人……


 そんな人が私の光で

サクラと一緒に叶えたい夢があるから!!

スズ「……彼女が私の大切な親友だからです」

と力強く訴える

私達が逢えなかったらどうなっていたのだろう

そう考えてると……

 私とスズは出逢わないといけなかったよね?

夢も憧れも何もなかった

 私に夢と光をくれたサクラ

自分で思うのは少し変……だけど……

 サクラに取って私は大切な人でいて欲しい

 


プロデューサー「ハァ〜参りましたよ」

 スズ「本当ですか?プロデューサーさん!」

 プロデューサー「但し動画を下さい三日後までに

 ライブの振り付け、歌割り……今そこまで私は細部まで関われません

 だいだいを二人で決めて動画に撮って私に見せて下さい……その出来したいで、ユニット結成が」

 スズ「ありがとう!ございます!

 大好きです!プロデューサーさん!」

 と急いで帰る

 プロデューサー「…………はぁ、お典範ですね

 まあ、相当の完成度じゃなきゃ……

 私は認めないですが……

 三日でそんな事可能なはずがない

スズさんには申し訳ないが

 コレは商売、売れるか売れないか」

とスズは事務所を出てサクラに

 スズ「早く早く!」

サクラ「えっ!きょ、許可もらえたの?」

スズ「ううん!まだ!時間ないから早く!

 まずは!歌割りっ!振り付けっ決め!」


 家

サクラ「……」紙を見て

 スズ「うんうん」

 サクラ「……コレかな歌割りは」

 スズ「うん!いいねっ!」

スズ「ありがとねっ歌割りしてくれて」

 サクラ「スズはどう?振り付け?」

スズ「一応、決まったけどサクラ大丈夫だよね?」

 サクラ「私を見くびらないで……こう見えて

 Jk時代は!身体……やわかっ」

 と身体を伸ばす

サクラ「やわらかっ……いたたたっ」

 スズ「ほらねぇ〜ブランクがあるんだよ」

サクラ「し、ショック」

 スズ「うーん、どうしようかなぁ

 基本的な所がなぁ」

サクラ「踊りは覚えれるよ……記憶力良いからさ」

スズ「え?本当に?私の方がいいと思うんだけど」

 サクラ「……ハァ」コレじゃ三日で完成なんて

 出来っこない……だけど諦めたくない

 折角貰ったチャンスなのに

 スズと折角!

 サクラ「……」

三日で歌と踊り……そして二人で合わせ

 相当の完成度じゃなきゃ認められる筈がない

なんだってそう……適度でやっちゃダメだ

 スズ「……うーん」

 サクラ「……」何か良いアイデア

 アイデア!

 スズ「jkの頃ね……サクラに救われたんだよ

サクラに取ってどうだったかは分からないけどね」

 サクラ「ん……」

 スズ「歌上手でダンスも上手で……どうしてそんなに上手いのかなってずっと思ってた……

 ずっとサクラは私の光だった」

 サクラ「(微笑む)あの頃は熱中してたからね

 今、熱中してないのかって思われるかもけどさ

あの時の熱中具合は自分でも驚く……

 誰かとアイドル語りたくて

でも語るだけじゃ足りないから唄いたくて踊りたくて……」

 スズ「じゃあ、サクラにとって……私は?」

 サクラ「(微笑む)勿論……大切な人だよ

 大切で居なきゃダメになってた

 昔の自分も今の自分も……きっと未来の自分も」

 スズ「そっか……良かった……」

スズ「ねぇどうして?アイドル好きだったの?」 

 と過去

 スズ「どうして、アイドル好きになったの?」

 歌と踊りをしていたサクラ

 サクラ「え?」

 スズ「私ねサクラちゃん凄いなって思ってるんだ、歌もダンスも上手で最近、練習し始めたから

 その過酷さって言うか凄みがさ」

  サクラ「どうして、そこに結び付くの?」

 スズ「歌と踊りの上手さがってこと?」

 サクラ「うん……」

 スズ「そりゃ、原点みたいな物知らないと

 それにさ……そこまで本気になれたり熱中する事が出来るのは本気で好きな証拠だよ……

 それ、知りたいな」

 サクラ「私はね……幼稚園児の頃……

お父さんにアイドルのライブに連れてって貰った

 事がキッカケ……綺麗で輝いててさ」

戻る

 サクラ「全力で……努力してて本気で煌めいて

 花揃ってて」

 スズ「……ん?」

 サクラ「分かった!」

 スズ「え?」

 サクラ「三日後!スズの家来るから!!

 そこで合わせよう!

 だから!それまでにスズも!全力で頑張って!」

 スズ「え、どう言う事?」

 サクラ「三日、会社休んで……

 いや!会社辞めるっ!!

 それだけに集中する……全力で努力して

 全力で熱中したい」

 スズ「え、えぇ絶対、二人で合わせた方が

 無茶だよ」

 サクラ「良いでしょ無茶するぐらいが

 一番、夢に向かってる気がする」

 とサクラ笑顔

 スズ「……」あの頃のまんまだよサクラ……

 うん何にも変わってない……

 スズ「安心した……」

「分かった!私も頑張る」

 サクラ「うん……」

 自分の家

 曲を流しながら

振り付けをキビキビとする

 そして終わり

 天に手を向ける

サクラは汗ダラダラ

 まだまだ、駄目もっと綺麗に華麗に

 キメるとこ!キメテ!

花の様に!!

 舞える!舞える!

あの頃の様に!

 舞える!舞いたい!まだ舞える!!

 過去の自分と照らし合わせる



過去

 屋上 二人で踊る

 スズとサクラは笑顔

 サクラ「うん……」

 スズ「結構……踊れたよ」

 サクラ「なんかステージに立ってた見たい」

 スズ「こんな感じなのかな?」

 サクラ「ん?」

 スズ「二人でステージに立ったら」

 サクラ「多分、それ以上だよ」

 スズ「ねぇサクラ……」

 立って

 スズ「一緒にアイドルになってさ!

 一緒のステージで!また!この今みたいに!

 花揃おう!!」


 と事務所

 プロデューサー「…………」

 スズ「どうですか?」と隣にサクラ

ギリギリ三日後の夜に初めて合わせて

 撮った動画……どうだろう

 プロデューサー「アナタがサクラさんね?」

サクラ「はい……」

 プロデューサー「……」

歌割り、振り付け……

 プロデューサー「振り付けはどうやって決めたんですか?」

 スズ「全部、ソロ用を元に作った物です」

 プロデューサー「……そう」

 ここまで仕上げれる物なの?

ここまで頑張れるの?どうして?

 プロデューサー「……」

 スズ「私達っ!頑張ったんです!全力で」

 プロデューサー「アナタ、現職は?」

 サクラ「あ、えと……会社員です……来月辺り辞めますけど……」

 プロデューサー「そう……

 歌、踊り素晴らしいですね

 何かやってたのかしら?」

サクラ「いえ……ただ趣味で」

 プロデューサー「そう……」

 好きで全力で……コレが熱量

スズは嬉しそうにする

 プロデューサー「スズさんも……上達しましたね?相乗効果かしら?」

スズ「はいっ!サクラのお陰で!まだまだ!

 私は!伸び代がありますよ!」

 プロデューサー「なるほど」

 ここまでの物を見せられたら

 プロデューサー「……分かりました」

 プロデューサー「ユニット結成認めます」

 私はイエスとしか言えない

 二人は喜ぶ

 スズ「本当ですか!」

 サクラ「よっし!よっし!やったよ!スズ!」

 プロデューサー「都合とか諸々は色々私が、なんとかする……」

 サクラ、本当に行けるの?

 プロデューサー「……ですがね、ファンが喜ぶどうかは分かりませんよ」

 スズ「……」

 プロデューサー「急遽で決まってユニット結成が

 どう思うかは全てはファン次第……

サクラさんが0から来た素人と言うのもどう思うかはファン次第」

 スズ「良いじゃないですか……

 ファン其々に求める要素が違うけど!

 二人なら!要素が二倍です!」

 スズは笑う

 サクラ「そ、その通りですよ…」

 プロデューサー「どっちに転ぶか私も分からない

だからこそ……気を抜いちゃ駄目です……

 コレは賭けです……アナタ達二人に取っての賭けでもあり私の賭けでもある」

 プロデューサー「……だけど……そんな事は

 百も承知ですね二人の眼は覚悟が決まってる眼」

 サクラ「はいっ!」

 スズ「はいっ!」

残りの日数は細かい仕上げに入るわ


 稽古風景


デビューライブ当日まで

 会場

「てか、誰だろうな?相方?」

「マジ分からねぇ」

「スズたん一人で十分だけどなぁ

 しっかし!28歳だよっスズたん!

 掴んだんだよ!デビュー!」

「追いかけてよかったっ!」

「スズは歌上手いしダンス上手いしソロ向きじゃね?」

「とりまめちゃ楽しみだ〜」

 

 舞台裏

サクラ「もう……本番だって」

 正直、人生で一番緊張してるかもしれない

本当に…私でいいのかって何度も思うし

 スズ「時間早くすぎるね……」

 失敗するかもしれないし

 受け入れてもらえないかもしれない

サクラ「どうする?」

 だけど強気で何故か居られる

 スズ「何が?」

 サクラ「失敗したら……」

 スズ「ううん大丈夫、成功する皆んな喜ぶよ」

 サクラ「強気だね」

 スズ「隣にいて欲しい人がいるからね」ニコッ

 そっか、スズが居てくれるから……

 それはスズも同じ何だ……

サクラはハッとする

 サクラはスズを抱きしめる

 サクラ「お返し……ハグしょっ」

 サクラ「ありがとスズそばにいてくれて」

 スズ「うんサクラと出逢えて良かった

 不安なんてないよね」

 サクラ「……勿論」

 とスズはパッとなって

 スズ「よし!先に私っ行ってくるから」

 サクラ「うん!」

 とステージへ


スズ「君影スズです!」

 ライブがヤァーってなる

 スズ「皆んな、ありがとう

 来てくれてここまで来れたのも皆んなのお陰

 そして今日は急遽決まった

 ユニット結成デビューライブ

どうしてもその子と一緒にアイドルしたかった」

 スズ「私の事は地下の頃から知ってる人もいると思うけど……彼女はまだ誰も知らない!

 そんな彼女を!温かく迎えて下さい!」

 とここでスズ「出てきて!サクラっ!

 私のっ!大切な親友!」

とここで会場がわぁぁってなる

 サクラは歩く

 サクラ「初めまして……染井サクラで、です」

 スズ「……」

サクラ「え……」

 スズは近くによって

 スズ「安心して皆んな歓迎してくれるよ」

 サクラ「フッ〜……」と息を吐く

 サクラ「」ステージ……夢……努力……

 全部……ここに込める

 サクラ「私達の今の全てを此処に」大丈夫、一人じゃない

「頑張れぇ!!」「スズをよろしくっ!!」

サクラ「私とスズの遅咲きの桜舞台……

 ぜひ、楽しんで下さい!

 染井サクラっです!宜しくお願いします!」

スズ「サクラと私、二人の新しい人生!

 この晴れ舞台で」

 サクラ、スズ「全力で!咲揃おう!」

と踊って踊って歌って

 もう!言い訳はしない!

全力で!一生懸命に!駆け抜ける!!

コレは私の持論

 夢に年齢なんて関係ない

 夢を目指すのに年齢なんて関係ないよ

もう年齢で言い訳はしない


 スズ

あぁ楽しい

二人でステージに立つって

 こんなにも楽しいんだ

 大切にしたいこの瞬間


 サクラ、スズ

絶望してもいい、泣いてもいい

 苦しくても、辛くても、後悔しても

 だけど 決して無駄にしたくないから!

一生懸命に頑張れる

 舞おう!舞って舞って!咲揃おう!


 最後は二人の手を重ね合わせて天を指す

 覚えて下さい!!

私達は!遅咲きのアルストロメリアです!


作品を読んでみての感想コメントなど、大歓迎です!

こうした方が良いよ!こうした方が面白さが倍増する様だったりのアドバイスコメントも大歓迎です‼︎


面白い物語を書くなコイツ!と感じたら今後も末永く読んで下さると嬉しいです‼︎

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