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【第一章】~未来異世界転移編~ ⑦衣食住の衣と住

 さて、食(無いけど)についてわかったので、残るは衣と住かな。


「衣服は、どういう感じなんですか?

 なんかオイラは、相当昔の服を着ているみたいですけど・・・」


 旧石器時代、旧石器時代と、さんざん言われたからな~。

 そんな旧石器時代の服として、現在、スーツ、Yシャツ、ネクタイと

会社に出勤した時を着ている。

 これぞ成人日本人(旧石器時代)の戦闘服。

 居酒屋さんの店長もしていたので、帰宅後はお酒の名前が書かれた前掛けが戦闘服になっていたけど・・・


『衣服については、毎年流行の服が違うの。

 当然、それぞれの種族で違った感じにはなるんだけど大枠で同じ感じになるわね。

 そのため、服のデザイナーなんかも比較的人気のある職業よ。』


 なんか流行を作ったら、この世界では尊敬される感じなんだよな~。

 その辺は現代地球でも同じ感じか。

 現代地球では、そこにお金が入って来る感じだな。

 経営の才能もあっただろうけど、ユ〇クロとかZ〇RAとかL〇MHとかの大手の服飾業界の会長はみんな世界の長者番付にのっているもんな~。


 しかも年によっては、日本で一番だったり、世界で一番だったり・・・


 そしてオイラは、ここでひらめいた。


「服を着る場合も、こういう服を着たいって思えば着れる感じなんですか?」


 リカさんは、ニコっとして


『ようやくこの世界の仕組みが分かってきたわね~。

 そうよ、こんな服を着たいと思えば着ることができるわよ。』


 それじゃ~服を着てみるか。。。って思ったけど・・・

そういえば、この世界の恰好をオイラは知らない。


『それじゃ、とりあえずこの世界で今流行している格好に変えるわね。

 普段は他人の恰好なんて変えることは当然出来ないんだけど、異世界人をお世話する人は、特別に許可されているの。』


 そういうと、何やら魔法のようなものがかかった感じがして、恰好が変化したような感じがした。

 どうな服に変わったかな~って思って見てみると変化していない。

 どういうこと?


『あれ?おかしいな?もう一回やってみよう』


 どうやらリカさんは、失敗したらしい。

 リカさんが気を取り直して、もう一回やったら恰好が変化した。


 変化した。。。が、普通の日本のどこにでもありそうな恰好になっている。

 グレイのパーカーに黒のパンツ。

 これ普通にユ〇クロとかで売っているやつやん。。。


『あれ?』


 小さい声でリカさんが言ったあと、あわてて


『に、似合っているわよ!素敵ね!』


 リカさんは何か焦って声が上ずっていらっしゃる。

 しかも小さな声で、あれ?って言いましたよね。聞き逃しませんよ。

 じつはリカさんはポンコ・・・いや、たまには間違えもあるよね!

 ・・・まあ、個人的には違和感はないのでよしとしよう。


『ま、まあ、知識が入ってきたら、流行の服とかわかるから気にいったら、それを着ればいいわ。』


 リカさんは、なんか話しをそらしている気もするが・・・

 それはさておき、知識が入れば流行もわかるのね。

 明日知識が入ってきたら、どんな感じになるんだろうな?


 そういえば、服を着た後、さっきより快適になってきた気がする。

 これも、未来技術だろうか、リカさんに聞いてみる。


『そうね~。服は翻訳機能もついているけど、温度、湿度、肌触り、その他、 人間の肌で感じる、あらゆるものが快適になる機能が搭載されているわ。

 運動後みたいにいくら汗かいてもすぐ吸収される感じね。

 まあ、服を着なくても国が外気、部屋の中を含めて温度、湿度、紫外線、赤外線などあらゆるものを管理しているから快適に過ごせるけど、やっぱり服を着た方が快適に過ごせるわね~。』


 道理で、さっきまでスーツ着ていたけど過ごしやすかったわけだ。

 着終わった服とか服に汚れがついた場合はどうするんだろ?

 普通は、洗うよね。


『あ、服には自動洗浄機能がついているから(いわゆる洗濯)をしなくて大丈夫よ。

 また、服を着替えたら前の服については、自動的に国が回収する感じだから収納についても気にする必要はないわ』


 洗濯やらアイロンがけしないでいいのか~便利だな。


『あと、何かに衝突した場合に備えて、クッション機能もついてるわよ。』


 エアバッグみたいなもんか。

 そもそも論で、さっきみたいに衝突しそうになったら、この世界が回避するけみたいだし、至れり尽くせりだな~。


 お風呂あるのかな?


『(いわゆるお風呂)は、お湯の入った箱に入る習慣でしょ?

 私たちはエルフは、そういう(いわゆるお風呂)に入る習慣はないわね~。

 ただ、どっかの人種でそういうのは、あるかも。

 まあでも、無かったら無かったで、箱にお湯を入れることは簡単に出来るから、後で箱にお湯を入れて入ればいいと思うわよ。 』


 現代日本人としては、けっこう残念。

 異世界転生ものだと、お風呂は偉い人くらいしか使わない世界に行って、成り上がってお風呂を作ったりするのは定番だったりするんだが、お風呂の習慣自体がないのか。


『あ、でも(いわゆるお風呂)は、あるかわからないけどサウナはあるわよ。

 暖かかったり、結構暑い場所が好みの人種がいるから。

 サウナと思えば、その場がサウナになる感じね。

 その時に身体をキレイにしたいと思えば身体がキレイになるし、香りをつけたいと思えば、つけることもできるわよ。』


 服が汗を吸収するっていうし、どこでもサウナで整うことができるのね。

 それはそれで便利かもしれない。


 シャンプー・リンス・コンディショナー・トリートメント・石鹸系は、未開の異世界で売ったりして、お金儲けが出来たりする定番なんだが、この世界には、そもそもお金もないし仮にお金があっても売れなさそうだな~。


『とりあえず暮らしに必要なことを教えることは終わったけど、何か不明なところある?』


「不明なところがありすぎて、何が不明かわかっていないっす」


 正直に答えてみる。


『まあ、正直ね。そもそも、習慣とか考え方とか、まったく違う異世界人がこの世界にやってくるわけだから、大体わけわからんっていう感じになるみたいよ。ただ安心してね。

 今日の夜、この世界の知識が入ってきて、この世界の常識とか考え方とか色々わかるはずよ。』


 リカさんは、一息つくと頭の中で何かを確認した様子で


『それじゃ、そろそろ行こうか。』


 そう言うと、リカさんがいきなり手を握ってきた。


 こ、これは、伝説の・・・は、はーれ・・・


『あなたの家へ移動するわね~』


 ですよね~・・・・


 ひゅんと別の場所に移動した。

 相変わらず宙に浮いている家なんだが、見た感じ、さっきの異世界ハウスと同じ感じがする。


 中に入って驚いた・・・こともなく、さっきの異世界ハウスと同じ感じだ。


「ここって、さっきの異世界ハウスと同じ感じですよね?」


『そうよ。異世界ハウスは、みやび君にとって居心地のいい空間だったから、家も自動的に、そんな感じになるわね。』


 もうちょっと未来的な家を想像したんだが、居心地重視か。

 まあ、壺の家が居心地いい人種もいるわけだし(たぶんタコ人族?かな?)そういうもんなだろう。


『その代わり中は広くなっていて、この部屋以外にも、いくつか部屋があるわよ。』


 部屋の中を見回してみると、たしかにいくつかのドアがある。

 でも、外観的には、さっきの異世界部屋と同じ感じだったから


「ってことは、見た目は小さいけど、空間魔法的なやつで大きくしたみたいな感じですか?」


『空間魔法でもそういうのは、あるけど、使うのは、だいたい外出した時ね。

 ここは、ずっと住むところだし、色々と自由が利くようにっていうことで、これは科学で空間の大きさを調整している感じね。』


 ほ~科学の力で空間を捻じ曲げる感じか。

 ってか自由が利くって?


『たとえば、この家具をこういう配置にしたいとか、細かい微調整が出来る感じね。

 なんか動かしたい時は、これをこうしたいって思えば、自動的に動いて調整されるわよ。

 魔法の場合だと、基本的にイメージしたもの、つまり出来たものを作る感じだから細かい配置とか調整がめんどくさいのよね。』


 なるほど、家具の位置の調整とかできるんだ。

 自動的に動いてくれるみたいだから楽だな~。

 って、ベット以外に何も置いてないけど。

 机とイスくらいは置いとかないとな~。


「リカさん、家具についてもこういうの欲しいって思えば、出てくる感じですか?」


『そうよ。基本的にイメージ通りのものが出てくるわ。

 イメージ通りのものでも、なんか感覚と違ったら、ここが違う、こうしてって考えれば修正される感じね』


 そうなのね。では、木のぬくもりが沢山ある感じの家だから、木製でこういう感じでって、イメージしてみてこういう感じのが欲しいと考えてみた。


 そうすると、ボン!っと目の前に机とイスが現れた。


 お~!と感心していると


『え?何?これ?』


 リカさんがキョトンとしている。


 どうやら未来には、机もイスも無かったみたい。


「え~っと、これはイスと言って座るもので、これは机と言って何か書くときとかの台みたいなものです。」


『へ~旧石器時代は、そんなもの使って生活しているのね~。勉強になるわ・・・』


 リカさんは、妙に感心しているが、何でしょう、この敗北感・・・

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