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【第二章】~禁止エリア編~ ⑨宴会~meはshock~

【合戦訓練じゃ!】


「合戦訓練?」


【そうじゃ、我々は可能性はもの凄く低いとはいえ、帰れない原因を取り除こうとしているんじゃが、それを少しでもその可能性をあげようと、少し前から2つに分かれて訓練をしておる。】


 帰れないのって、単純に転移する魔法陣が見つからないからと思っていたけど違うのかな?


「帰れない原因って、魔法陣が見つからないからなんじゃないですか?こっちきた時、既にきたところに魔法陣がなくて、でっかい猿に追いかけられたり、さんざんな目にあいましたもん。」


 オイラとレイコ~さん以外は顔を見合わせ互いにうなずくと


【いや~帰れる方法は、実はあるのじゃ。というのも、その魔法陣とやらも恐らくここにあるんじゃだろうってところも目星はついておる。ただ・・・】


 そういった途端、ズシン!ズシン!


 大きな振動?というか、地震が起こった。


【これが帰れない原因じゃよ・・・詳しくは明るくなってから話すことにしよう。そっちの方がわかりやすいじゃろ。】


 地震が帰れない原因?


【それより、こっちの世界に来たんじゃ。国母様もせっかくいらっしゃったんだ。キューボックに聞いたんじゃが、あっちの世界では酒はないんじゃろ?】


 キューボックさんの時代から酒は無かったんだ。


 ということは・・・


「酒あるんですか?」


【そうじゃ。こっちの世界はそこまで文明が発展していないから、洗練されたものは無いが、それなりに美味しい酒が沢山あるぞ!】


 久々の酒だ~元居酒屋店主の腕が鳴るぜ~。

 なんの腕かわからんけど、興奮しているみやびであった。


~~~宴会中~~~


 同郷ということもあり考古学者の定吉さんと飲みながら会話しているみやび君。


「そういえば、世話人から聞いた日本の歴史なんですけど、うちらの時代のお話、結構間違えてましたよ~たとえば、オイラの時代のお話とかも違ってましたし。」


〈なんと!あれはたしか・・・遺跡に入っていた書物を元にしているから完璧なものだと思っていたが・・・〉


 遺跡って・・・日本だよね?現代から遺跡ってできるのか?

 疑問に思ったオイラは聴いてみる。


「遺跡って、何ですか?うちらの時代にはそういう遺跡みたいなのが出来る要素ってなかったと思うんですけど・・・」


〈いや~あれは日本の中でもけっこう田舎の方にあって、たしか・・・A〇〇Z〇Nって書いてある遺跡だったかな。

 ほとんど焼け落ちており、残っているものでも一部の文字が消えかけていて読むことが出来なないものも多かったし、文字じたいを解読することも大変だったんじゃが、何か知っておるか?〉


 ・・・それ遺跡ちゃう、倉庫っす。たしか本とかも扱っていたような。


「あ~、そう来ましたか・・・えっと、それは通販っていう、、、まあ、この時代では必要なものが勝手に送付されてくるので考えられないでしょうけど、いろんな商品を販売・・・えっと貨幣などを使って交換する時用に、一時的にその商品を保管する場所ですね。」


〈知っているぞ。貨幣制度じゃろ!儂らの時代のセントラル・・・日本にも貨幣制度は存在していなかったが、そうか貨幣を使って交換する商品を保存する場所か・・・なら、商品として保存されていたなら、その資料は正確じゃないか!〉


 どや顔している定吉さん。

 というか未来の日本でも貨幣制度は無くなっていたのね。

 そして少し面倒になってきたみやび君。


「まあ、正しいですけど。販売している書籍がフィクションなものもあるんですよ~。

 特に絵が中心の書籍まんがなんて、だいたいがフィクションですよ。

 たとえば、オイラの時代、21世紀を過ごしていたんですけど、恐らく定吉さんの見た資料は20世紀末の、お話しですよね」


〈あ~あの資料は、たしか「北〇〇拳」って書いてある資料じゃったかな。一部焦げていて見えない感じじゃが、割と保存状況が良くて、国家の「国宝」になっており、特別に見させてもらった資料なので一級資料として思っていいぞ〉





 国宝・・・meはshock!






「国宝・・・国宝・・・ですか・・・」


 衝撃を受け2度同じことをいいました。

 が、お酒の勢いもあり


「国宝かもしれないけど、世紀末違いですって、20世紀末は20世紀末ですけど、バイク載ってモヒカンがヒャッハー~ってやっているのなんて・・・あ~いたけど・・・ごく一部ですって・・・」


〈いや、秘孔とか、あの物語はたしかにフィクションだろうけど、あの時代背景が緻密に描写されており・・・〉


 本格的に、めんどくさくなってきたみやび君。


「いや秘孔は経絡にあるツボでほんとにあって~って、、、あ~そうですよ。もうそれでいいですよ~。」


〈そうだろそうだろ〉


 うまそうに酒を飲んでいる定吉さん。


〈いや~生きた研究材料・・・もとい、過去の人間・・・もとい先住民・・・もとい・・・〉


「あ~言い方は、いいですって。昔の人間なんですから。こっちの世話人の人からは旧石器時代っていうあだ名がついちゃいましたよ~」


〈そりゃその通りだ!ははははは!〉


 定吉さん、なんかツボに入ったらしい。笑い転げている・・・。


 他方では


【レイちゃん、お前は、すでに死んでいるんだから、もう少し落ち着くということをだな~】


『やだ~!キューちゃん。逆にすでに死んでいるんだから無礼講よ~!そんな硬いと皺増えるわよ~きゃはははは~』


 美少女が酒を瓶からラッパ飲みしながら喰っちゃべっている。 

 まあ熟女だから酒はいいのか・・・。


 もう一方では


{儂は~、あの時何であの変な模様のある印のところに行って見ようって言ったんじゃろ。わが生涯に、一片のいいこともなかった。後悔だらけじゃ。}


 鳥(人族)が、ないている。

 どうやら鳥なだけに、なき上戸らしい。


《みやび殿と国母さまが来たし、何とかなりますって!》


 そして鳥(人族)を慰めるタコ(人族)。


 そんなこんなで夜が更けていく。


~~~翌朝~~~


 頭いて~・・・


 目もかすんでいる・・・


 すっかり二日酔いで頭を押さえながらテントの外にでると、ルシファーさんが、そこら辺にいる人間に対して指示を出している。


「あ~ルシファーさん、おはようございます。朝から元気っすね~」


{お~みやび殿、おはようございます!二日酔いですか?}


「そうみたいです。ルシファーさん、朝からこんなに動けて強いですね~」


{いやいや、これは魔法で解毒しただけで。よかったら解毒しましょうか?}


 魔法はそんなことに使えるのか。便利だな。


「そうなんですね。お願いします。」


 ルシファーさんは何やら唱えると、頭痛が一瞬で消し飛んで行った。

 

「お~!魔法って凄いですね~」

 

 いや~転生してから魔法の凄さに一番感動したわ。


 そうしているとテントの中からぞろぞろゾンビのような感じで出てくる。

 みんな頭を押さえているから、みんな二日酔いなんだろう~。

 ちなみに一番酒を飲んでいた美少女も頭を押さえている。


 ルシファーさんがみんなの状況を見て何やら唱えると、みんな顔に生気が戻ってきた。


「そういえば、ここにいる方々ってどういう方なんですか?」


 ふと疑問に思ったことを聞いてみた。


【彼らは立場的には我々の配下なんだが、まあ、気の置けない仲間みたいなもんだ】


{そうじゃの。ここに来た時はどうなるかと思ったが、彼らと知り合って、彼らが助けてくれて、こちらも知っている技術や魔法などを伝えて、また、彼らとともに生きることで、友情も生まれてっていう感じじゃの。}


《もう、彼らとは、正に、ずっ友だよ》


 ずっとも・・・


「へ~そうなんですね。」


【それにこちらに来て、皆嫁も、子供も出来ておる。】


 お~こっちの世界にもお嫁さんとお子さんを・・・ってことは、キューポーさんの子孫であるキューボックさんは、どういう立ち位置になるんだろ?

 まあ、その辺は、あんま聞いても悪いか。


 でも一縷の望みが出てきたぞ~。

 若くなったし、あっちの世界はリカさんがいるけどエルフで超美人で、さらに旧石器人とかいうマイナスなあだ名付けられているし、こっちの世界だと何となく文明発達してなさそうだし嫁やら子供が出来るかもしれない!





 そんなことを思った時期もありました。





 周りを改めてよく見まわしてみると、皆さん、顔がお魚さん・・・

 

 いや差別しているわけでないけど、お魚か~。。。


 さらに見てみると、顔がサメもいれば鯛もいれば金魚もいたりとか、魚ごとの種族?みたいなのもあるのかね?

 

 あちらの世界はタコさんとか鳥さんを旦那やお嫁さんにして守備範囲広いな~と思ったけど、彼らも広いのね。


「え~っと、皆さん魚人族なんですか?」


【そうじゃ。はじめは何だこいつらという感じじゃったが、慣れると愛嬌もあるしの~。】


《そうですよね~。子供もめちゃくちゃ可愛いですし。》


 そっか~可愛いのか~って、タコさんと魚さんの子供、どんな感じなんだろ。いや聞けない・・・

 

「そういえば、昨日の地震でしたっけ?あの後も何回か揺れましたけど、あれなんですか?」


【あれはな~。。。そうじゃの~朝飯くったら見にいくか。】


 久々の朝食を堪能したあと、みんな揃って木製のバギーのようなものに乗り込む。


「これって、車ですか?」


{そうじゃ、あのいかれた感じのバイク?はこの世界にはないがな~}

 

 まあ、国宝由来のバイクですからね~・・・


 そうして揺られること1時間、目的地に到着。

 目の前には岩山があるが、何もない。


「ここですか?」


【そうじゃ。ここじゃ。試しにそこの岩山みたいなところに近づいてみてくれ】


 岩山に近づくのか・・・


 岩山に近づくと、何やらバリアのようなものがあるので先に進めなくなった。


「何だか壁みたいなのがあって先に進めないんですけど・・・」


【それが昨日起こった地震の原因じゃよ。】

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