仕入れたネタ
と、いうわけで、あと半分ほどでございます。よろしければ、もう少しおつきあいください。。。
「おい、ロジー、こりゃいったいどっから仕入れたんだ?」
局長がロジーのかいた原稿をにらみ、手招いた。
「 ジャックの、《側近中の側近》、って人からです」
後継者か!?とむこうからオジルが走り寄る。
ロジーがさっきタイプライターからひっこぬいた原稿には、こうあった。
《 われらの王様カボチャのジャックになにかがおこる!?
わがDO新聞社は、王様ジャックに『なにかが起こる』という、好奇心をそそられる情報をてにいれた。 ちなみに、いま巷で噂になっている、『後継者』とは、まったく関係がないことらしい。
だとしたら、なにが起こるのか? われらが王様ジャックの身にいったいなにか?
だけどみなさん、ここで、お気づきになっただろうか? いったいわたしたちは、ジャックのなにを知っている? ほんとうの顔もしらない王様のいったいなにを?
むかしのジャックのことは、調べればすこしはわかるし、それに、世の中にはおもしろおかしい『作り話』をする者もいる。 だけど、ほんとうのことは、王様ジャック以外、だれも知らないのだ。
そして、わたしはここに、その、王様ジャックからのメッセージをうけとっているのだ。
彼からの伝言。 そこにはただひとこと。
『 ――― ゲームは終わった 』
メッセージの意味は?そしていったい何が起きるのか?
それは、このあとにまっているジャックの誕生祭りで明らかになるのかもしれない 》




