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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのカボチャ祭り  作者: ぽすしち
※※ 城にて ※※

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82/138

※※ ― 決定 ―




 ――― ※※※ ―――





 ジャックはゲームの駒をもちあげ、それってやっぱり決定かい?と女をみた。


 青い髪をかきあげ、むかいの席で女はわらう。


「 ええ。 ほら、わたしたちのほうも、プレーヤーが変わったので。 ここのゲームに、はじめから参加していた年寄りたちはほとんどいません。新しいプレーヤーたちが、この世界は《消して》、新しい世界を作り直すゲームがしたいって。そこで、あなたとホーリーは駒としてのこしたいって」



 この言葉に、ジャックはつまんでいた駒をくるりと指先でまわした。


 頭にはあいかわらずカボチャをかぶり、ずいぶん前からやわらかい革手袋をするようになった。

 

 服は、一度消える前からお気に入りの、白と黒の縦じまの燕尾服。


 愛される《王様ジャック》はずっと同じ格好で、顔もみせないから、歳をかんじさせない。




 



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