前へ目次 次へ 71/138 袋づめ 「それでは、もうおそいわ」 いきなり、聞きなれた声がして振り返ると、四つ足の獣が、ドアもあけずに、店の中にはいっていた。 「ウィザナ!?」 その獣の足元には、黒いおおきな袋にはいった何かが転がっている。 「・・・ま、さか・・それ・・・」 「村の子どもに城のことをしつこく聞こうとして泣かせた、《新聞記者》とかいうやつだ。 腹がたったんで、袋に詰めてやったわ」 「うう~ん・・・この場合は、ほめていいような気がするな。でも、生きてるんだよな?」