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いまのこの世界


「 だって《通り道》なのよ。散歩の」

 夜中に、この城の中から外にまで『散歩』にでるこの女は《スナー種族》の生き残りで、力のある種族のそばでないと生きられない。


 ひとむかしまえと違い、どの種族もほどよく力をもちはじめたこの世界では、《スナー種族》は絶滅しかけている。

 なぜなら《スナー種族》は『力のある男』の精と血を好むからだ。


 いまのこの世界には、そんな男はおらず、スネイキーはしかたなく《ただの若い男》の精でがまんしていたのだが、このごろでは《若い女の血》のほうが、精力がつくことに気づいている。



「 ジャックの側にいる女が、つぎの王になるというはなしがあるが、あれはほんとうか?」



 とつぜん低い声でしゃべる、四つ足の大きな獣が、開いていないドアをぬけて入ってきた。


 アルルと主従の契約をした《魔法使い》だ。



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