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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのカボチャ祭り  作者: ぽすしち
ディル・シンプソン

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なくなってる?


「みんなこの世界からなくなってる?」


 いくぶんかぶせるようなロジーの質問に、老人はゆっくりと顔をあわせる。


 ロジーはしっかりを目をあわせたまま、さらに聞く。


「城の中にいた《キラ種族》たちも? みんなこの世界から『なくなってる』ってことですか?」


「そりゃ・・・」


「あるんでしょう? お城は。  だとしたら、その《キラ種族》も、生き残ってるかも。 ―― すごいはなしじゃないですか?まだ《キラ種族》がいる、なんてことになったら、きっとみんな大騒ぎで、あなたはみんなの人気者ですよ」



「 うむ、そうなるか? そりゃしかたないな。なにしろわしのような大冒険談を、『実話』としてはなせる者など、そういないだろうからな」




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