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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのカボチャ祭り  作者: ぽすしち
ディル・シンプソン

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いまは?


「 もちろん、書いてますよ。 ―― それで、はなしをもどしますけど、その、あなたが《キラ種族》たちをとじこめたお城ですけど、いまは、どうなってるんですか?」



「いま?」

 年寄はぽかんと口をあける。



「だって、そんな危険な《種族》をとじこめたまま、放置ってわけにいかないでしょう? 役人がそこ一帯を居住禁止区域にしてたって、まだ、 ―― 彼らは、そこいるんでしょう?」


 わかっています、というような笑みをむけてみせた。



 気をとりなおしたように口をとじたディルは、いやあ、とうなってみせた。


「 『危険』だからこそ、放ってあるってわけだからな。 きっともう、ボトヌゾーンの闇にのまれて、城はなくなってるんじゃないかと 」



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