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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのカボチャ祭り  作者: ぽすしち
ディル・シンプソン

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『おもり』


 だが、この年寄が若かった頃なら、それは、『けんか』というレベルではなかっただろう。



 そう聞くと、当然だというように鼻の穴をふくらませ、あのころはすべての『いざこざ』が命がけだった、などと拳をふりあげた。


「その、『命がけ』の中で、ツボからだしてやったんですか?どうやって?」



「わしのおりの炎で、口をあけてやったのさ」

 そういって棚にある空のランプをゆびさした。

 


 『おり』というのは昔の人たちが、炎や水や風などの精霊と契約していたもので、主従の関係というよりも、精霊の力を借りていた、といったほうがいいようだ。



 いまでは金銭のやりとりをするその《契約》をしているのは、金持ちの連中ばかりだ。



 精霊だって、ほんとうの『お守り』をするよりも、飾られて自慢されるだけの、楽な仕事のほうがよかったのだろう。




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