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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのカボチャ祭り  作者: ぽすしち
ディル・シンプソン

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すごいもの


 そう。


  自分が子どもだったらその『おはなし』は、きっとおもしろかっただろう。




『 むかしむかし、あるところに働くのが嫌いな一人の若者がいて、国中をぶらぶらしてすごしていたら、ある日、《すごいもの》が閉じ込められたツボを拾い、中にいた《すごいもの》のおかげで、そのあとも楽しく暮らせましたとさ。 』



 その、《すごいもの》が入っていたツボだといって、古そうなそれをふってみせ、中身だった《すごいもの》は、なんだと思う?とにやりとしてみせた。



 こたえを知っていたが、ロジーは首をふる。



 老人はつぼをふりながら、「なんと!あの、《キラ種族》だった!」と大笑いした。





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