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ここだ


 こどものそばにいるのは、《法律》の順守をうながすためにつくられた『兵隊』という組織の中でも選ばれたものたちだ。


 ノーム種族の者からディークの新種、小人族、魚人族など、さまざまな種族のものたちで構成されている。



 その中心には、帽子もかぶらずコートも来ていない、ずぶぬれの子どもがいる。



 その髪は真っ白で、兵隊が手にしたランプのあかりで銀色にひかる。




 あのこどもは、いったい何種族だろう? 新種族か?または、―――





 こどもは、自分をかこむ兵隊たちをみまわすと不敵にもわらい、細い指を立てて、その先を地面にむけた。




 「ここだ」



 いやに低い声の、その子どもの白い指がさしているのは、城の中庭にある木の根元だった。





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