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ディル・シンプソン
申し訳ございません。ディル・シンプソンについては、『ホーリーの はなしをしよう』をひろい読みしてみてください。くそじいさんです。。。
住所にあったのは、古くから《ノーム種族》が住む区域の中で、そこには、手入れもされていない木々の中に、ひどく古い建物がうもれるようにたっていた。
『 ・・ル ・ シンプ・・ 』
いまにも朽ちそうな木の札に、かろうじて名前が読めた。
局長がくれた紙にには『ディル・シンプソン』という名前があった。
ポストも柵も同じように、もうすぐくずれそうだ。
門になる部分は先に力つきたようで、ななめにくずれ、土にかえりつつある。
その門にんぶつからないようにからだをすべりこませ、玄関のドアまでゆくと、地面に置かれた箱に気付く。
好奇心から中をのぞくと、どうやら食糧品のようだ。
生ものはないようだが、はやく家にいれたほうがいいような気がする。




