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うってつけの仕事
そのときはまだ、ロジーは文章をかくことはしておらず、郵便物の配達でここをおとずれていただけだ。
だが、配達の時にここでおしゃべるする時間がふえ、それがながくなり、けっきょくその延長のようなかたちで、ここで仕事をすることになった。
もともと、噂話や人のはなしをきくのが好きだし、どうしてそうなったのか気にする性格でもあった。
ようは、うってつけだったということだ。
「ねえ、局長の知り合いのノーム種族の『ものしりじいさん』っていう人、紹介してくださいよ。調べたい、『古いこと』が、あるんで」
街にできた、本がたくさん置かれ、だれでもそれを借りられるという『図書館』というところにも行ったが、自分が知りたいことが書かれた本はなかった。




