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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのカボチャ祭り  作者: ぽすしち
いまの世界

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新聞社


 局長のドドルは小人である《リトー種族》で、「 むかしは《小人種族》ってだけで、農業を命じられたもんだ」と、いつもパイプをかみながら過去に唾をはきかけるように言う。


 とにかく、むかしのことに腹がたってしかたがないらしい。


 オジルによると、局長のお父さんも、本当は『文化的仕事』ってやつにつきたかったのだが、おじいさんにきいてもらえず、小麦畑をひきつぎ、その刈り入れのとき事故にあって死んでしまったらしい。


 だからその、お父さんの無念ってやつを、いつも『過去』にぶつけていて、あの口調になるらしい。

 



 ロジーの勤める『新聞社』は、この三人でやっている。


 『新聞』とは、いまこの世界でおこってるさまざまなことを、わかりやすい文章で短くまとめた読み物で、たいへん『文化的仕事』なのだと、局長はロジーに説明した。




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