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異変
頭をいちど凶悪なキラ種族に破裂させられて、そのあと生えた頭がひどく小さくてみっともないからだとか、生えた頭がカボチャに似てたから、それから頭にカボチャをかぶるようになったといわれているが、ほんとうのところはわからない。
「・・・っていうか、ジャックのあたま吹っ飛ばしたのって、おまえだよな?」
ネイブがホーリーをゆびさすと、さされたこどもはめずらしくなにか考え事をするような顔でティーカップのなかをのぞいていた。
「ホーリー?ほんとに・・・具合が悪いんじゃないのか?」
「あん?なんかいったか?」
ふつうに聞き返され、すこし、ほんとうに心配になる。
指をさされれば、さした指を平気で折るようなこどもなのだ。
おもわずラムジイをみやると、むこうもこちらをみながら言った。
「ホーリー、眠くならないいがいに何か異変があるのか?」
こどもはいつものように前髪にかくれた眉を盛大にしかめ、異変?とその単語をわらうように口をゆがめた。




